『ネットワークって、どういうこと。僕、何にもないよ』って、リッちゃんが言うとアッちゃんも
『僕も、ネットワークなんていうものは、ないよ』って、
『実を言うと、僕もないんだ。でもね、何とかなると思うんだ。僕らが、ネコさんやイヌさんに、テレパシーを送るんだ。カラスやハトの大群と戦うのに、みんなの力を貸してほしいって』って、僕
『テレパシーを送るのはいいけれど、キャッチできるネコさんやイヌさんがいるの。僕らの間では、テレパシーが通じるけれど、他にネコさんやイヌさんには、通じなんだろう』って、アッちゃんが、横でリッちゃんもうなづいている。
『多分、僕らが今使っているテレパシーのチャンネルは、僕らだけのチャンネルだけど、それとは違うチャンネルのテレパシーがあると思うんだ。それを捜して、テレパシーを送るんだ。普通のネコさんやイヌさんにキャッチされなくてもいいんだ。僕らと同じ力を持っているネコさん、イヌさんがいるはずだから、まだ彼らは地上の住民だから、その力に気が付いていないだけで、僕らもそうだった。リッちゃんは別として。僕らの力になってくれる、ネコさんやイヌさんを急いで捜そう』って、僕が言うとアッちゃんとリッちゃんは
『うん、頑張って、テレパシーを送ってみる。でもさ、違うチャンネルって言われても、どうすればいいんだ』って、リッちゃんが言うと、アッちゃんも鼻をピクピクさせながら
『そうだよ、どうすればいいんだ』って言って、僕の方を見る。
『あーっあ、そうだ。空君、お願いがあるんだ』って、僕は空君の横に行き
『僕の首輪についている、迷子用のペンダントを開けてくれる。そして、ふたのほうに僕とアッちゃんとリッちゃんのペンダントの涙を、一滴つづたらして欲しいんだ。きっと、それでチャンネルが出来ると思うんだ』って、僕
『うん、分かった。これだよね、ドラえもんのシールがはげかかっているの。これのふたのほうに、元ちゃんたちの涙を一滴つづ、ちょっと待てよ、最初に元ちゃんのアッちゃんのそしてリッちゃんの、入れたよ。わぁ、すごいよ、なんか、クモの巣のような線がふたの中に出来ている。ねぇ、見て、きっとこれがネットワークだよ』って、空君が興奮しながら言った。
みんな、小さな迷子用のペンダントのふたを食い入るように見る。そして、
『すごい』と一言だけ
『さぁ、これに向かってテレパシーを送るんだ。きっと、キャッチしてくれるネコさん、イヌさんがいるから。僕らに力を貸してくれるから』って、僕
『で、何て送るといい。カラスとハトの大群と戦うから力を貸してはわかっているけれど、どんなことをしてもらうといいの』って、リッちゃんが聞く
『カラスとハトの大群がこっちまで来るには、あと一日くらいかかると思う。おそらく、ハトの大群の方が先に来ると思うんだけれど、とにかく、どちらが先に来ても、空中から地上に下りてこないように、見張っていて欲しいんだ。そしてもし、地上に下りてきたカラスやハトを見つけたら、仲間のネコさんやイヌさんと協力してやっつけて欲しいんだ。ネコさんもイヌさんも喧嘩をしないように、これは非常事態なので、お互い協力し合って仲良くやって欲しい。僕らは、明日、カラスとハトを迎え撃つ。海上で』って、僕
『分かった。テレパシーは一回送るといいんだよね。そうすると、みんなに繋がるんだよね』って、アッちゃん
『うん、一回で大丈夫。リッちゃん、リッちゃんは、明日、ちょっとお芝居をしなくてはいけないよ。午前中から、出かけるから、今回は、全員一緒じゃないと無理だと思うから』って、僕が言うと
『仮病か』って、リッちゃん。リッちゃんは、お芝居が下手だから、ちょっと落ち込む。
そして僕ら三人は、涙の入ったふたを囲んで神経を集中させて、テレパシーを送った。僕らのテレパシーを受け取った、ネコさん、イヌさんがいることが分かる。ふたの中のクモの巣の先のほうがきれいに点滅している。
『やった
上手くいった』って、ふたを囲んでいる、おでこをぶつけ合う。
それを見ていた、空君と愛ちゃんが
『僕らにも、見せて』って、そして、目を輝かせながら
『愛ちゃんたちにも、何か出来ることはないかな』って
『明日になったら、いっぱいあるよ。多分、モンスターが化けているカラスもハトも、僕らが想像しているのよりもはるかに大きいような気がする。テレビでは、アップの画が映らなかったけれど』って、僕が言うと
『負けないよ』、『負けない、絶対に』って、二人
『そうさ、僕らは負けたりしない』って、リッちゃんもアッちゃんも、勿論、僕も
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