僕らは、テレビのニュースに釘付けになっていた。
お母さんたちが、テレビを消して寝ようとしているのを、邪魔してしまった。リッちゃんが、テレビのリモコンを少しの間お腹の下に隠すことにした。だって、少しでも詳しい情報が欲しいって思ったから。ニュースが終るまで、お母さんたちには、僕らに付き合ってもらうことにした。
僕らが見たニュースは、途中からなんだけれど、こんな内容だった。
今日の夕方、どこからともなくカラスの大群が現れた。
カラスの大群の中央には、ひときわ大きなカラスが居て、そのカラスが他のカラスを先導しているらしい。
始めから、カラスは大群を作っていたわけではなく、普通に飛んでいたものが、大きなカラスが突然現れて
から、一羽、二羽と増えていき大群になって、今現在も増えつつある。
その付近の住人には、襲われる危険があるので出来る限り外出は避けるようにとのこと。
これはカラスのほうで、白い塊のハトについても、同じような内容だった。
やっぱり、ハトの方にも中心になっているらしいハトは、ひときわ目立つ大きさだとニュースで言っていた。ただ、ハトはカラスと違って、人間を襲う危険は少ないのではとも言っていた。
けど、僕らは、カラスにしても、ハトにしても、おそらく中心に居るのはモンスターが化けているんだろうから、危険性は同じなのにと思った。
ここで、ニュースが終ったので、リッちゃんにはリモコンを返してもらうことにした。リッちゃん、お父さんにコチッとやられる。しょうがない、こういう時はリッちゃんしか居ないから。
お母さんたちが寝静まってから、僕らはミーティングを始めた。
『一体、何が目的でモンスターは、カラスとハトを先導しているんだ』って、アッちゃん
『カラスは、今どこの町内でも、ゴミにネットや頑丈なゴミ集積ボックスが用意されていて、なかなか上手く餌をあさることが出来なくなっているから、集めやすかったんじゃないの』って、リッちゃん
『愛ちゃん、よく分からないんだけれど、リッちゃんが散歩している公園にいっぱいカラスがいるよね。カラスって山じゃなくって、公園にいるんだ』って、愛ちゃん
『ほら、ボス猿さんも言っていたじゃないか、山も最近は食べ物がないって。カラスも山では、上手く生活できないのかも。かと言って、あんな大群になってしまったら、早々手のほどこしようがないよ。あの真ん中にいるのは間違いなく、モンスターだし』って、僕
『カラスは、なんとなくそうかなって分かったけれど、ハトはどうしちゃったの。ハトって、伝書鳩って言って、レースとかあるんだよね。飼われているんじゃないの』って、空君が
『そういうハトだけではないんだよ。野鳩って言うのもいるんだよ。最近、公園なんかでこの鳩もそうだしカラスにも餌づけする人がいて問題になっているんだ。鳩に襲われたと言うのは聞いたことはないけれど』って、アッちゃんが言う、そしてアッちゃんは
『僕、お母さんと散歩している時に。カラスには、怖い思いしたことがある。カラス、木の止まっているんじゃなくて、道路にいて僕とお母さんの道を塞いでいて、僕とお母さんは怖かったから遠回りをしたんだ。全然、道をあけようとしてくれなくて,あの時は怖かった』って
『僕も、そういうのは何回かあった。僕が行こうとすると、お母さんがカラスは怖いの、向こうを回ろうって言うんだ、僕は平気なのに』って、リッちゃん
『あの、カラスの大群と鳩の大群が、合体したら大変なことになる。今は、離れているけれど、いつ合体するかもしれない。それを食い止めなければ』って、僕
『どうするの』って、空君
『そりゃ、どうにかしなくてはいけないでしょ』って、わりとあっさりと愛ちゃんが
『話し合いなんかじゃ、無理だね』って、リッちゃん
『うん』って、僕は言いながら、一所懸命にあることを考えていた、上手くまとまらないんだけれど。みんなに話してみることにした。
『あのさ、上手くいくかどうかわからないんだけれど、時間稼ぎにはなると思うんだけれど、僕らのネットワークを使うんだ。僕と、アッちゃん、リッちゃんのネットワーク』って、僕
『ネットワーク
』って、みんなが![]()
![]()
続きはまた![]()