ボスねずみさんが出て来た。ボスねずみさんの本当の姿は、お猿さんだった。
ボスねずみさんのことを、僕らの勝手な想像で、きっと大きな人、もしくは大きな動物って決めていたので、ちょっとびっくり。ボスねずみさんは、君たちの想像していたことは,分かっていたよっていう顔をしていた。
ボスねずみさんは、と言うよりボス猿さんは、僕ら一人一人と握手をして、ハグしあってから
『やっと、元の私に返れたよ。自分で望んでモンスターになってはみたものの、私もそうだけれど、他のみんなもこれでいいのか、ずっと悩んでいたんだよ。それぞれに、辛い過去を持ってはいるんだけれど、仮に復讐できたとしても、元の暮らしに戻れるわけではないんだから、今を生きている人たち、動物たちが笑うことが出来ていればいい、安心して生きていくことが出来れば、私たちのような辛い思いをしなければ、私たちが受けた辛い過去も も案外無駄じゃないかもしれない、そうだろう。私たちは、そう思うことにしたんだ、だから、私たちはモンスターとの約束を破って、天界に帰ることにしたんだ。頼んだよ、私たちの思いを忘れないで欲しい、私たちを苦しめた人間に、どんな些細なことでもいいから、何か私たちを思い出すシグナルを送って欲しい。欲を言えば、それらの人間の心が、悔い改められればそれが一番なんだけれど。これがみんなの願いだ。
それと、私の過去は、みんなが想像どおり猿山のボスだった。そして私の猿生は自然と人間との闘いだった。そして、私は自然にも人間にも負けた、猟銃で撃たれたんだ。これがその時の傷だよ、今度子そ、天界できれいに記事を治すことにする。〔と言って、心臓を指差した〕
あっと、みんなが私を待っている。
最後に一つ、教えておこう、モンスターは蝋燭の炎が消えた者だけではないよ。今を生きている人間が、モンスターになっている、そういう人間が一番恐ろしい、怪しい蝋燭の炎を出しているよ。私も何人か見た、どこに居るかは分からないが、普通に生活している。簡単にモンスターを、受け入れる人間は沢山いるからね。
もう、行かなくちゃ行けないなぁ。
そうだ、私の過去を元気さんたちで、想像してみてくれ。私はそれを聞きながら、みんなと天界に帰ることにする。
じゃ、アルフさん、空君、愛ちゃん、そして元気さん、また、会いましょう、天界で』って言って、ボス猿さんは円筒に中に入っていった。
ボス猿さんが、円筒に入るとボス猿さんは、みんなに
『さあ、帰ろう。天界に』と言うと、みんな
『あー、帰ろう』、『帰るのね、私たち』、『さようなら、天界で』、『さようなら、やっつけてモンスターを』とか色々な言葉が飛び交っていた。
僕らも、
『さようなら』、『さようなら、天界で』と、僕とあっちゃん、空君は、良かった、良かったと言う顔をしているけれど、愛ちゃんは、みんなと別れたのが淋しかったみたいだ。下を向いている。
そして、円筒は地面から少しつづ消えていき、そこには何も残っていなかった。少し前までのねずみに繋がるものはなにも、ただ、少しだけそこの場所は、みんなの温もりがかすかに残っているような気がした。愛ちゃんは、この温もりを肌で感じようと、四つん這いになり頬を地面につけ、薄っすらと涙を浮かべて、僕らに
『地面が、温かいよ。みんなの温もりが残っているよ』って、うれし泣きしながら言った。
僕らも、愛ちゃんに習って、四つん這いになって、まぁ、僕とあっちゃんは基本が四つん這いだから、空君は四つん這いになってみんなで温もりを確かめた。
続きはまた![]()