愛ちゃんが、大きな声を出して笑っている。すごく楽しそうに笑っている。

僕は、アッちゃんにテレパシーを送る。

『アッちゃん、愛ちゃんが笑っているよ。愛ちゃんが喜んでいる。僕、なんだか嬉しくなって、涙が出てきた。アッちゃん、ありがとう』

『うん、僕にも聞こえている。愛ちゃんが笑っているのが、僕もなんだか嬉しくて涙が出てきた』

『ワー、楽しかった、アッちゃん、すごいね。愛ちゃん、怖くなかったよ。ねぇ、空君も、楽しかったよね。アッ、空君、どうしたの、怖かったの、泣いているのはてなマーク』って、愛ちゃんがとても無邪気に、その言葉に三人とも

ニコニコエーエー』って笑いながら、泣いてしまった。

なんだか、このジェットコースターで僕らは、やっと一つになってこれから地上でモンスターと戦う準備が出来たような気がした。アッちゃんのお手柄だ。本当にすごかった、くるくる回るのも、斜めになるのも、垂直に上下するのも、アッちゃんにこんな業があるとは知らなかった。

そして、アッちゃんには、見えてないんだけれど、僕と空君は愛ちゃんの笑顔が、こんなに可愛いんだということをはじめて知った。これは、本人も知らないことだと思う、きっと天界のママたちも。早く見せてあげたい、それとも見えているのかな、ママたちにはニコニコ

僕らは、着々と地上に近づいている、地上に明かりが点きはじめている。

『元ちゃん、僕たちはとり合えず、元ちゃんのお家を目指すといいよね、リッちゃんにペンダントも、渡さなくてはいけないし』って、アッちゃんが

『うん、そうなんだけど。あのグレーのビル、なんか変な感じがするんだけれど。みんな、なんか感じない。僕、あそこに行きたい』

『変な感じって、ビルが、ビルの中っていうこと』って、空君が聞く。

『わかんない、でも、猫の勘。臭うんだビックリマークアッちゃん、急いで、人が中にいなければいいんだけれど』

僕は、段々嫌な予感がしてきた。あのビル、きっとドンッ爆発する。

『元ちゃん、無理だよ。これ以上は、確かに地上に近づいてはいるけれど』と、アッちゃん

僕には、どうすることも出来ないのかな。もう少しなのに、僕は、選ばれた猫なんだよな。なのに、何も出来ないのかな、僕は、やっぱりただの猫なのかな。もしかしたら、一つだけ間に合うかもしれない方法がある。そうだ!!

『アッちゃん、お願いがある。あのグレーのビルの真上に合わせる事できる』って聞く

『多分、元ちゃん、それって、危険だよ』って、アッちゃん

『大丈夫、僕は選ばれた猫だよ。前の爆発は、無理だったけれど、今度のは間に合うよ。僕を、あのビルの真上まで連れて行って。アッちゃん、ぐずぐずしているとまずい、早く』

『分かった』

『元ちゃん、それって』空君が、言いかけて


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