『空、迷ってはいけません。空の心の中から、消えようとしているモンスターを呼び戻してはいけない。それは、空のお母さんも、空の仲良しだった力君も望んではいません。みんな、空が強い意志を持ってモンスターと戦うことを望んでいます。空のように交通事故にあった子、愛のように親に虐待された子供だけではなく、友達にいじめられている子も、たくさんいるでしょう。そして、そういった子供達が、行き場を失って自分達で蝋燭の炎を消してしまう子供もいるでしょう。あなたたちには、そんな子供たちを救って欲しいのです。最後まで、蝋燭の炎を燃やさせて欲しいのです。空や愛のような子供達の為にも、そして、生まれた時から、重い病気で蝋燭が初めから細くて短い子供もいるのです。その子たちに勇気を与えて欲しいのです。そして、天界の世界に来る時には、人を憎んだり恨んだりしないように、自分たちの炎を燃え尽きさせて欲しいのです。一人でも多く、そうしたら、空や愛のような子供の悲しみが減るから、分かるでしょ。愛も地上で多くの子供たちの、叫びを聞いたら、愛の心の中のモンスターもきっと消えていくでしょう』とママが言った。
キャットマザーは、僕とアッちゃんの方を向いて
『元気、アルフ、あなた方は本当にお母さん、お父さんの愛されて育ち、最後まで愛されていたのです。そして、あなた方二人は、決して人を疑いません。その心で、モンスターと戦ってください。モンスターは信じられることを嫌うのです。疑われること、憎むこと、恨む心を好むのです。だから、元気、アルフ、二人が何も力をもっていないと思っているでしょうけれど、二人には、自分たちが気付かないうちに、すごい力をお母さんお父さんが、育ててくれたんです。地上では、二人の仲間のリッチも待っています。あなた方は、戦うごとに強い意志と優しい心が増してゆきます。決して挫けることのない強い心がみんなに宿ります』と言った。
そして、キャットマザーは、僕らの首にペンダントをかけてくれた。ペンダントをかけながら、一人ひとりに、
『愛しい、子供たちをお守りください』と、声をかけながら
ママが、このペンダントについて説明してくれた。
『このペンダントには、ママとキャットマザーとドッグマザーの涙が入っています。挫けそうになった時、このペンダントを握って、ママやマザーたちのことを思い出して、きっと、勇気と力が出てきます』
そして、ママも
『愛しい、子供たちをお守りください』と言った。
ドッグマザーも
『愛しい、子供たちをお守りください』
そして
『これは、リッチのペンダントです』と言って僕に渡してくれた。
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