しょぼん16日の、れいちゃんの電話の内容は、「昨日アッちゃんが、またてんかんの発作を起こして入院した」と言うこと。お母さんは、電話に向かって「うん、うん、それで大丈夫なの」とか、「先生はなんて言っているの」とか、「車までどうやってはこんだの」とか、「どこかに、ぶつかったりはしなかったのね」、「自分は大丈夫なの」とか色々な事を、矢つぎ早に聞いていた。お父さんは勿論、僕もリッちゃんもお母さんの電話に耳が釘付けになっていた。そして、お母さんが電話を終えると、僕ら全員がお母さんを囲むように集まった。初めから、話すとれいちゃんが仕事から帰った来たら 、アッちゃんがまだ封が開いていないビーフジャーキーを、一袋全部食べてしまっていたんだって。そんなことは、今までなかったんだ。たまーに、おやつを見つけると、ちょっとだけ食べちゃうことはあったんだ。でも、昨日は一袋全部食べちゃっていたんだ。勿論、れいちゃんは、叱ったりせずにアッちゃんに、「アッちゃん、全部食べちゃったんだ。それは良いんだけど、お腹痛くなるよ」、「お腹空いていたのかなぁはてなマーク」、「取り合えず、散歩に行こうか。うんち下痢ピーになるかな。大丈夫」なんて言いながら、今までと変わりなく散歩に行ったんだって。散歩も全然、問題なく、いつものコースをいつもと変わらないペースで、回って来たんだって。オシッコもウンチも変わりなく済ませて。お家に帰ってきて、リッちゃんと同じようにアッちゃんも、体を拭いて手、足を洗って「はい、お疲れさん」って。夕ご飯は、ジャーキー一袋を食べているから、当然ドライフードは少なめだったんだけど、それもちゃんと食べて「おやつも、いけるよ」って顔をしていたんだって。ちゃんと聞いていなかったみたいだけれど、きっと何か軽いものはもらっていそうだな。で、れいちゃんも食事して、お風呂に入ってさて、「アッちゃんラブラブ」って感じにデレーッとしはじめて、少ししたら突然発作が始まったんだって。今回か、前回とは比べものにならないくらいに、酷かったんだって。れいちゃんは、ナースなんだ、とは言え人間のなんだけれど。動物病院の先生にも言われていたのは勿論だけど、れいちゃんは回りにある、ぶつかりそうな物はすぐにどかしたんだ。それと、お母さんは知らなかったんだけど、犬がてんかんを起こしたとき、口の中に手を入れてはいけないんだって。噛まれてしまうことがあるんだって、それと痙攣している時に押さえたりもしなくていいんだって。それで、少し落ち着いてから、病院に連れて行ったんだって、そうしたらそく入院になったんだ。車車には、お隣のご主人が運んでくれたんだって。そこのお家でも、しっぽフリフリ犬を飼っていたので、気持ちよく運んでくれたんだって。そこのご主人には、それから何度か、アッちゃんを車からお家、お家から車って運んでもらうことになるんだ。アツちゃんもれいちゃんも、物にぶつかって怪我なんかはしなかったけど、アッちゃんの痙攣は 、見るに忍びなかったらしい。PM8:00を過ぎていたので、病院には電話を入れてから行ったんだって。それで、しばらく様子を見るのと、薬を選ぶのと、最大の入院理由は、今はお家に連れて帰る状態ではないとうことらしい。電話の向こうで、れいちゃんは泣いていたみたいだ。受話器を持っていた、お母さんも泣いていたから。れちゃんは、今アッちゃんのお見舞いに行って帰ってきて、電話をしたんだって、アッちゃんはエアーの入ったマットの上で横になって寝ていて、れいちゃんが「アッちゃん、お母さんだよ」って、声を掛けたら少しだけ、気が付いたような気がするといっていた。これって、可なり重症だと、僕は思った。そして、れいちゃんはしばらく病院でアッちゃんのそばに居たんだって。お母さんは、れいちゃんに「自分は、しっかりしているのね」って、そして「明日は行けないんだけれど、18日は元ちゃんの検査があるから、私もアッちゃんに会ってくるね」、「合う薬が、きっと見つかる。元気出して、れいちゃんが元気じゃないと、アッちゃんのこと見れないよ」って、れいちゃんは「判っている、ちょっと話して、楽になった。そうだよね、私がしっかりしなくちゃ、ありがとう。元ちゃんは、元気にしているの、リッちゃんも」って、お母さんは「うん、元ちゃんは頑張っているよ、リッちゃんは相変わらず」、れいちゃんが最後に「病院に行ったら、アッちゃんに会ってあげて」って、お母さんは「決まってるんじゃない。アッちゃんに、頑張れって言って来るよ」って、電話は切れた。


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