どうも、アッちゃんは「てんかんと言う、病気らしい」僕はリッちゃんに、「リッちゃん、てんかんっていう病気知っている」って聞いた。リッちゃんは、「僕も良くは解らないけれど、友達にいるよ。元ちゃんも知っているよ。玄関で見たことあると思う。ほら、僕と同じ犬種の権蔵、思い出した」、「権ちゃんも、そうなんだ。権ちゃんは何度か軽い発作が起きたことがあるんだ」って前に、散歩の時に聞いてことがある。「権ちゃんは、僕が思うに、てんかんよりも、たまーにボールを飲み込んじゃったりするんだ、上と下で出てこない時、開腹手術をしなければいけなくなるから、そっちが心配だ」僕は、「えっ、ボールをのんじゃうの?」って聞くと、「うん、ボールを飲み込んじゃう子は、僕の周りに、結構いるよ。知る限りではみんな、ラブラドールレリーバーなんだけど。みんな食い意地が張っているから。僕は飲まないよ」ってリッちゃんが説明してくれた。で、僕たちが知りたいのは、アッちゃんの「てんかん」僕らは、これからしばらくは、お父さん、お母さんの話や、れいちゃんが遊びに来た時に話に積極的に、耳をダンボにして聞くことにした。なんでも、てんかんの発作って、痙攣がすごかったりするらしい。れいちゃんは、アッちゃんが発作を起こした時、何かにぶつかったりしないかが心配だったって言っていた。れいちゃんは、初め何が起きたのかが理解出来なかったって言っていた。でも、すぐに「あっ、これはてんかんじゃないかな」って思った頃、アッちゃんの発作も落ち着いてきたんだ。発作が起きた時間が、PM8:00を過ぎていたので、次の日に病院へ行ったんだ。そして、その時の状況を説明したら、「てんかんでしょう」って言われたんだって。でも、落ち着いてからは、これといって問題がなって言っていた。食事も普通にしているし、散歩もいつもと変わりがないって、ただ、アッちゃんもリッちゃんと同じ歳だから、以前に比べると散歩に時間も距離も随分と減ってはいるんだって。とりあえず、今回はこのまま様子を見ることになったんだって。れいちゃんは、心なしか沈んだ感じで「歳をとるって、自分たちもそうだけど嫌だよね」って言っていた。お父さんもお母さんも、「そうなんだよね」ってうなずいていた。横で聞いていた、僕らも「歳を取るって、大変だ」って。リッちゃんは僕に、「元ちゃんもアッちゃんも、元気になって良かったよ」って言った。僕は、素直に「うん、そうだね、ありがとう」って言う。お母さんは、れいちゃんが帰ってから、
パソコンで「
犬のてんかん」って言うのを、真剣な顔をして見ていた。そして、突然、お父さんに「ねぇ、見て、てんかんになりやすい犬種にラブラドールも入っている。けっこう、なりやすい犬種って多いね」って言いながら、しばらく見ていた。見終わってから、「リッちゃんって、特にピクピクなんてしていないよね」って独り言を言っていた。因みにお母さんは、僕の病気の事も調べていた。僕に関しては、大体、先生に言われたことと同じらしい。僕は、アツちゃんのことが気になりだした。何がって訳ではないけど、僕はリッちゃんがいるから、心強いんだ。でも、アッちゃんは、れいちゃんがお仕事に行ったら一人なんだ、きっと心細かったと思う。病気になると、上手く云えられないけど一人って心細い。ただ、また発作が起きた時一人だったらとか、具合が悪くなった時一人だったらとかではなく、ただただ一人が怖いんだ。それでいて、構われるのも嫌で、そっとしておいて欲しかったり、矛盾しているんだけど。でも、れいちゃんがお仕事をしなければいけない事は、アッちゃんはちゃんと理解しているから、れいちゃんがお仕事に行く時は、決して淋しい顔も、つらい顔も、悲しい顔もせずに、れいちゃんが「お仕事に行くから、いい子にしていて、お母さん、お仕事が終ったら、すぐ帰ってくるから。待っていて」って言うと、玄関で尻尾っパタパタさせて「行ってらっしゃい、僕は大丈夫」って顔をしていたと思う。僕らは、いつの間にか、自然にお父さんやお母さんのことを大事に思い、悲しませてはいけない、心配を掛けてはいけないって思うようになっていた。でも、病気は別だよ。これには、逆らえないから、ただ、少しの間だけは闘うことは出来るけど
そうそう、お母さんが僕らの病気を、調べていた時に言っていたんだけれど、犬
の病気も猫
の病気もいっぱいあるんだって。お母さんは、僕とリッちゃんに「長生きしてねぇ」って言っていた。
続きはまた![]()