お母さんが帰ってきてから、お母さんのお父さんからよく電話が掛かってきていた。お母さんを困らせることもあったみたい。それでも、お母さんのお父さんは12月26日、クリスマスが終ってから無事に退院することが出来た。お母さんのお父さんは、お正月をお父さんの妹のお家で過ごすことになっていたので、お母さんは一安心。とにかく、僕んちとお母さんのお父さんは、なんとか無事に2006年を終え、2007年を迎えることとなる。思えば、2006年は僕にとって、散々な年だった。2006年の新年を迎えた時は、こんなに大変な一年の始まりになるなんて思ってもいなかった。そうだ、忘れていたけど嬉しいこともあった、どんなに散々な年だって、みんなに平等に誕生日が来る。お母さんやれいちゃんは、「もう誕生日はいらない」って言っていたけど。今年の僕の誕生日は、僕んち家族にとって特別な思いがあった。僕は、10月14日にちゃんと誕生日を迎えられたんだ。お母さんなんか、「奇跡」だって言っていた、ちょっとオーバーだよね。その日は、ちょっとだけ、ケーキ生クリームもなめちゃったし、お母さんもお父さんもれいちゃんからも、「誕生日、おめでとう」って、チョコレートチョコレートももらった。激辛のしゃけもね。リッちゃんの誕生日は、、12月2日でちょうどお母さんが実家から帰ってきた日と、重なっていたので3日に。ちょっと生クリームは嬉しい、ただしチョコはないんだ。どうも、リッちゃんはチョコの美味しさがわかっていないらしい。12月2日は、れいちゃんちのアッちゃんも誕生日なんだと言うか、リッちゃんとアッちゃんは、生年月日が同じなんだ。僕は16歳になって、リッちゃんとアッちゃんは13歳になったんだ。僕らは、みんな若くはない、これは現実だけど、お母さんとれいちゃんは、あまり認めたくないみたいだ。まぁ、みんな、無事に一つづ歳をとり、新年を迎えた。お正月、チョコ好きの僕には嬉しいことがある。僕んちは、比較的チョコレートの買い置きガ、普段でもあるほうだと思う。ただし、普段のチョコは、普段のチョコなんだ。何かの行事の時のチョコは、別格なんだニコニコ僕は、そういう時お父さんのそばから離れないんだ、僕は猫としては恥ずかしいかもしれないけれど、ちょっとよだれが出ちゃうんだ。どうしてお父さんから離れないかと言うと、「ほら、美味しいぞ」ってくれるんだ。お母さんは自分が食べることに夢中になるから、でもお母さんもくれるんだけどね。2007年のチョコも美味しかった。新年、最初の血液検査は、まだお正月気分が抜けない1月5日、検査結果は「このまま、行くといいですね」って、「次回の検査は、2月の終わりに。今年の、予防注射は止めておきましょう」って。お母さんは、とても喜んでいた、僕は少し複雑だった。どう説明するといいかわからないけれど、僕はいつもお正月には、ただただ食べることしか考えていなかったのに、今年の僕は、朝ちゃんと目が覚めたら、何にかは解らないけれど、感謝しなくてはと思った。僕の中で何かが始まっている?あー、違う。なんて言うか、僕の蝋燭が短くなっている。そんな気がする、だから今は元気でいられるんだ。蝋燭が短くなっているのは、僕だけじゃなかった。お母さん、お父さん、れいちゃんの三人は、僕やリッちゃんに聞こえないように、こんなことを話していたことがある。僕は、なんだかんだ言っても、一番長生きすると思う。アッちゃんもリッちゃんに比べると、足腰がまだしっかりしている。リッちゃんは、足腰が駄目で、すぐお腹を壊したりするし、もどしたりもする。三人は、「うーん」って唸っていた。お母さん達が、思っていたのは外れてしまう。この頃すでに、アッちゃんの体にも、病魔っていうやつが住み着き始めていたんだと思う。それも、可なり手強い奴で、尚且つ表面になかなか出てこない、厄介な奴。アッちゃんも僕が感じている蝋燭の長さを、感じていると思う。新年早々、何でこんなこと思ってしまったのかな。これが、僕の初夢なのかな?最低だプンプンむかっ


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