7月30日の検査結果が良かったというのは、前に言ったでしょ。数値は、みんなオーバーなんだけど、詳しく言うと血中尿素窒素は42.9、これは可なりオーバーなんだけど、血糖値は97、正常値が56~136だから範囲内、肝酵素70、胆管酵素が154この二つはオーバーしているんだけど、酷かったときに比べたら2分の1以下になっている。ビリルビンはぎりぎり0.5で正常、ヘマトクリットだって30%ビックリマークすごいと思わないニコニコおかげで、僕は8月いっとき病気の夏休みをとることが出来たんだ。全く、血液検査がなかったわけではないけど、19日1回だけだったんだ。それも、30日よりも、もっと結果が良かったんだ。だから、この1ヶ月間は、我が家は実に明るかったよ。僕が初めて病気になる前みたいに。平和で、のんびりしていて、ここ4ヶ月の病院通いが嘘のようだった。いつもの夏のように、玄関には大きなたらいが出されて、水が入っている。我が家ではこのたらいのことを、リッちゃんのプールと呼んでいるんだ。リッちゃんは、夏の間、散歩から帰ってくると、このプールに入る。気持ち良さそうに、お父さんとお母さんは、「リッちゃん、温泉温泉にでも入っているみたい、気持ち良さそう」って言っていた。僕んちは、人間も僕ら動物もあまりクーラーが好きではなく、夏も間は窓もドアも開けっぱなしなんだ。そうすると、リッちゃんは一人で勝手にプールに入るんだ。そして勝手に、ずぶぬれのままお家に入ってくる。僕はそうやって、リッちゃんが勝手にプールに入っている時、プールの横でごろんとしながら、リッちゃんの気持ち良さそうな顔を、見ているのが好きだった。お父さんとお母さんも一緒に、リッちゃんを見ている時も好きだった。決まってそういう時、お父さん達は、リッちゃんにちょっと悪戯をする。たわいもない悪戯なんだけど。頭にタオルをのっけたり、頬かむりをさせたり、リッちゃんはされるがままで「僕は、そんなことより気持ちがいい」って。あと、僕は食欲も出てきていたので、大好きなメロンもいっぱい食べた。きっと、人間も動物も大好きなものを、お腹いっぱい食べれるのは、幸せなことだと思う。あっ、メロンは鼻にチューブをしているときも、お母さんが「これなら、食べるでしょ」って、出してくれたけどやっぱり元気な時じゃないと、どんなに好きなものでも駄目だっていうのも分かった。鼻のチューブって言えば、リッちゃんのお友達のお母さんが、僕の先生のことを、「一発で、猫の鼻にチューブを通すなんて、すごい」って誉めていたって、お母さんがお父さんに言っていた。そこのお家にも昔、ネコさんがいて病気になった時に、鼻からチューブを通すことになったけど、一回では上手く出来なかったんだって。あと、8月は、れいちゃんも遊びに来てくれた。お母さんは、リッちゃんの散歩から帰ってくると時々、僕に「リッちゃんのお友達の誰々さんのお母さんが、お父さんが、元ちゃんは元気になった。調子はどう」って聞いていたよって教えてくれた。「みんな、心配してくれているんだよ」って。そうだビックリマークお母さんが面白いことを言っていた。何時、どこで、誰が言ったのかも、地方の迷信なのかも分からないことなんだけれどね。お母さんが僕に言うんだ、「立派な、ひげがあるうちは、にゃーネコさんは元気なの、亡くなったりしないの。元ちゃん、分かる」、「元ちゃんのひげ、めちゃくちゃ立派グッド!まだまだ、長生きできる」って。もしかしたら、お母さんの勝手な思い込みなのかも。でも、僕には、お母さんの気持ちが分かるから、すごく嬉しかったし、挫けそうになってくる僕を勇気付けてくれた。2006年の8月には、戻ることは出来ないけれど、僕は今、新しい世界で出来たお友達に、僕の家族の自慢話をしている。隣には、れいちゃんの相棒のアッちゃんがいるんだ。アッちゃんとのことは、いづれお話すね。


                      続きはまたパンチ!