お母さんは、
猫である僕を飼うときの、散歩をしなくても良いというのを、飼う理由の一つに上げていたんだ。が、しかし、リッちゃんの散歩の係りは、朝も夜もお母さんで、リッちゃんとお母さんは散歩に出ると、朝は一時間から一時間半、夜は二時間から二時間半は軽く帰ってこない。〔ただし、三年位前から朝に関しては、お父さんが行っている。夕方も百%ではないが行くようになった〕僕とお父さんは、お留守番なんだ。僕は、お父さんの膝とか、お腹の上でゴロゴロしているのが好きだったので、リッちゃんたちがのんびり散歩しているのは気にならなかった。それに帰ってきてからの、お話しもいっぱいになるし、ただし、お父さんは時々僕に「まったく、あいつ等は、一体どこまで散歩に行っているんだ」って、ぼやいていた。だって、お父さん何にもしないんだもの、お母さんが二時間もいないと、お茶も空になっているし、灰皿もいっぱいになっていた。テレビが大好きなお父さんだけど、つまらない番組が続くと時間を持て余すらしい。僕はお父さんにくっ付いて、トイレ
に行ったりはするけど、お茶を入れては上げれないから。お父さんは、よく留守番をしていて退屈になると、ダンベルでトレーニングするんだ。僕は、ちょっと離れてみていて、次に腹筋をするのを待っているんだ。フフフ
腹筋は、僕も参加できるんだ。お父さんのお腹の上に、僕が乗っかって押さえてあげるんだ。これは、ちょっとするとお父さんが「元、やめろ、重たい」って言うんだ。僕が、せっかくお手伝いしているのに、だから僕は、下ろされてもまた、お腹の上に乗っかるんだ。冬は寒いから、僕もお父さんも炬燵の中で丸くなって、リッちゃんたちの帰りを待っているんだ。でも、春先から秋十一月の中ごろまでは、僕がお願いして玄関のドアを開けてもらい、ちょっとしたスペースがあるんだけど、そこでリッちゃんとお母さんの帰りを待っているのが好きだった。夏の夜なんか、気持ちが良いんだ。そこで、ゴロゴロしている、下がコンクリートになっていて、最初の場所が暖まったら次に場所を変えて、ぼんやりしている。静かに時間が流れていく。昼間はそこの場所で、よくリッちゃんと一緒に通りを歩いている人なんかを観察するんだ。そうすると、時々リッちゃんの知っているおばさんや、イヌさんが飼い主さんに連れられて散歩しているのが見える。リッちゃんは、仲のいい子を見つけると大きな声で吠えて、その子が気が付くと僕のことを紹介してくれた,そういう時は離れているから、平気なんだ。でも時々、飼い主さんとイヌさんが用があってお家に来ることがある、まあ、玄関までだけどそういう時がまずいんだ、最初にリッちゃんがどーっと出て行く、その後にお母さんが、何故か僕を抱いて出るんだ。僕は、否応なしに知らないイヌさんと会うことになる。イヌさんの飼い主さんは、平気だけどイヌさんは背伸びをして僕の臭いを嗅ごうと知るする。僕は、リッちゃん以外のイヌさんにはやっぱり、「シャー」って言っちゃう。ただし、飼い主さんのおばさん達に「可愛い」って言われるのは好きだった。僕は、決められた場所以外には、行かないから〔九十%は〕お父さんは、付き合いきれなくなるとお家に入っちゃうんだ。一緒にいるときは、よくブラッシングをしてもらった。お父さんのブラッシングは、毛玉のところは触れたりしないから、OKなんだ。お母さんは、お父さんのことを「何でも、良いとこ取りなんだから
二人が嫌がることは、絶対にしないんだから」と言って、怒っていた。とにもかくにも、お母さんとリッちゃんの散歩は、毎日長い、雨の日も、風の日も、雪の日も、暑い日も、寒い日もお天気の日も
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