去勢手術も無事にすみ、れいちゃんのお家でのお泊りも経験して、少し大人になって一人でのお留守番もお利口に出来るようになった。あっ、基本的に僕は、いたずらと言うのを自慢ではないが数えるくらいしか、したことが無いニコニコ本当だよ音譜お留守番の間は、昼間は日のあたるお気に入りの場所があって、そこでゴロゴロしているのが好きだった。日が沈むと大抵は、玄関のマットの上でうたた寝をしながら、お母さんの帰りを待っているんだ。その間には、お腹が空いたら、ご飯を食べ〔このご飯は、僕のあまり好きではないドライフードだけど〕、喉が渇いたらお水を飲み、新聞配達の人の足音に、時々ドッキっとしたりすることがあったけど、それも毎日のことだから慣れた。お母さんは、お仕事がお休みの日には、ずーっと僕と一緒にいて遊んでくれたし、時々れいちゃんやお母さんのお友達が遊びに来ては、僕と遊んでくれた。そういう風に、僕の毎日は淡々と過ぎていったある日、 お母さんのことろに、もう忘れかけていたブリーダーのおばさんから電話が来た。お話の内容は、「元ちゃんも、そろそろ子供を作ってみませんかはてなマーク」だった。ブリーダーのおばさんとしては、僕は血統的に良いからきっとお母さんは、子供を作って子猫を売買するのではと考えたみたい。で、そうするなら自分が間に入って、お世話しますと言う話だったんだって。お母さんは、その話に少しむっとしたけど、よく考えると自分も僕のことお金を出して買ったんだと、思い返した、丁重に僕が去勢手術をしたことをブリーダーのおばさんに伝えると、おばさんは随分残念がっていたらしい。後で、その話をお母さんがれいちゃんとしていた。そして、お母さんはそんなことにはお構いなく、「すみませんが、元ちゃんのお母さんの耳に受話器を当てて貰えますか。私は元に受話器を当てますから」って。そう、よそのお家の人も、きっとしていると思うけど、お母さんはよく僕の耳に受話器を当てては、「ほら、○○さんよ、元ちゃん分かる」って。僕、聞いたんだネコのお母さんの声、元気そうだった、お父さんも。もう、僕の兄妹はみんなよそのお家に行ってしまったって 、きっとそれは良い事なんだと僕は思った。「元気にしているのはてなマーク」って聞かれた、僕は「元気だよ、お母さんもお父さんも、みんな元気はてなマーク」って僕も聞いた。「あー、みんな、変わらずに元気だよ」って、それ以上は、僕もお母さんもお父さんも、言葉にはならなかった。僕らは、もうお互いに声を聞くことは無いだろうと、分かっていたけど、心の中でしか「さよなら」が言えなかった。でも、僕の深い心の底には、お母さん、お父さんそして赤ちゃんのままの兄妹がずーっと、居るんだニコニコ多分、今の僕のお母さんもきっと、僕のことをそう思っていると思う。いや、お母さんは、まだ、そこまで行っていないかな。お母さんは、泣き虫だからしょぼん


               続きはまたもみじ