「私にとって○○とは…」私は、「あなたにとって○○とは何ですか?」という問いが好きではない。そうした問いに対しては、「○○は○○だ」としか答えようがない。作曲家の伊福部昭も「あなたにとって音楽とは何か? そんなことを訊かれても答えられません」と言っていたし。 (木部与巴仁・著『伊福部昭・タプカーラの彼方へ』)私にとって「絵」は「絵」である。「絵」でしか表現できないことを表現するのみだ。