今日3月11日で東日本大震災から13年。
あの震災を教訓にして、この日本を新たに作り直す、そういう機運に当時は充ちていました。しかしこの13年のうちに、地震に関してだけいうと、熊本地震もあり、今年最初には能登でも大地震と津波の被害がありました。さらに最近では関東でも千葉で頻発する地震があり、太平洋沖の大陸のプレートが明らかに動いており、相模湾沖や南海トラフの地震が現実的に懸念されてきました。
国は人が動かしていきます。と同時に自然は容赦なく変動していきます。そういう大地、自然の上に国を作り、我々は生きているのです。この当たり前の現実に即した国になっているでしょうか。
今、関東や南海トラフで東日本大震災級の地震が起きたら、、ちょっと想像したくないですが、どれだけの被害になるのか。そういう予測はされています。
何か起きた時に素早く判断し対処する。一人一人がそういう状態であれば、被害は最小限に抑えられるし、協力し合って迅速に助け合えるはずです。だから、今は何か心ここにあらず、何かに囚われていたりと、今ここにいない在り方、状態は生命取りになるかもしれません。
危機管理能力とは、常に今ここにいる、という状態でい続けること。こういった本来の人間の在り方であることが、咄嗟の判断決断を正しくさせるはずです。生命は常に生きるよう生きるように働いている。だからその働きのままに在ることが、何よりの助けになるはずです。
東日本大震災の日は人間として常に原点に戻る日でもあります。日本列島は大変動期に入ってるのは間違いないでしょう。だからこそ、これから何があっても生きていける日本を新たにつくる機運をもう一度想い起こして、今日という日を心したいとおもいます。
(弟玄)