8/25、今年最後の鮎釣りに知内川へ行ってきました。知内川・午前5時~8時の3時間で35尾、石田川・午前9時半~11時の1時間半で6尾、計656gで平均16gですから型はまずまずですが、朝イチでも2~3投に1回ぐらいで午前7時半にはアタリがピタリと止まる状況、激渋です。

 



 型は最大16.5㎝、15㎝クラスが結構いますがスリムで背中が真っ黒の居着き鮎です。今年は8/19にヤナが撤去されており、前日にはそこそこの雨量の雨が降っているのですが全然上っていないようです。当日、ヤナ下で釣っていた仲間も溜まっていた鮎がそのまま釣れているだけのようで、例年ならヤナが開くと一斉に上ってくるビリ鮎(遅生まれの小さい鮎)が全くいない、つまり琵琶湖から上って来ていない、との事でした。なお、ヤナ下はハス祭りで鮎は時速数尾の激渋だったようです。

 



 ヤナ下はものすごい混雑で入れないため諦めて湖西線付近に入りました。川幅は5mほど、そこそこ石が入って変化もある瀬で良さげです。ようやく周りが見えるようになった午前5時過ぎスタート。

 



 流れも緩いし、晩夏の小鮎はウキを覚えていて10~12号のピンポンウキだと警戒するので、小さめの8号のウキにオモリ0.5号という軽量仕掛けです。数投目でウキがクイッと走って1尾目、久しぶりの小鮎の感触です。実は7月以降休日が仕事で潰れることが多く、おまけに右肩を痛めてしまって竿が振れない状況で、1か月半ぶりの釣りですから…(^^;。

 



 軽量仕掛けだとなかなか向こうアワセでは掛からないので、ウキに違和感があればピッ!と空アワセを入れます。当日最大で多分これ、17㎝ぐらい。

 



 午前7時ぐらいからアタリが遠くなってきました。仕掛けを替えて目先を変えるとアタりますがすぐに反応がなくなる…。7時半ぐらいで完全に止まりました。試しに鮎バケを使ったチンチン釣りで狙ってみますが浅場で流れが緩いと仕掛けがキレイに踊らないからダメ…切り上げです。ビクの底が見える程度、40いってないな。対岸でやってらした方は2人で十数尾だそうなので、これでもまだ釣れた方のよう。

 



 片付け終わってもまだ9時前、もうちょっと釣りたいけど知内川は人だらけだし…というので石田川を覗いてみました。こんな絞りこみからトロ場へ続くヒラキのポイント、見ていると底で鮎がヒラを返すのが見えます。ちょっと竿出ししてみましたが流心をガチ攻めするとたま~に鮎が来るけどその3倍ぐらいカワムツとヌマチチブが釣れますw 鮎は喧嘩強くてカワムツやオイカワは追い払ってしまうので、これらが釣れるって事は鮎が少ない証拠。

 



 1時間半ほどやって鮎は6尾だけでした。朝から曇り空で涼しかったのですが晴れてきて日が照ると汗が吹き出します、アタリも少ないしギブアップ。今年の小鮎釣りはこれにて終了です。帰ってさばいてみるとシッカリ卵や白子を抱いた鮎が多かったです。今週は台風が来そうですが産卵がまだ本格化していないようなので、増水で卵が流される被害は心配なさそう…台風で空気が入れ替わって涼しくなれば鮎たちも産卵を始めるでしょう。今年は知内川をはじめ琵琶湖各河川ヤナをギリギリまで稼働させて種鮎を確保し、安曇川と姉川の人工河川に大量投入して産卵数を確保する措置をとったようです、来年こそは産卵数回復して例年のように気軽に釣れるようになるのを期待しています。

 



 先週仕事で出向いた北播磨方面では稲がまだ出穂(しゅっすい)したばかりでしたが、滋賀県内の田んぼは既に穂が色づいてもうすぐ収穫のようです。令和の米騒動なんて言われてて品薄が続いていますが、新米が出回るのももうすぐですね。台風の影響がないことを祈っています。