こんばんはNachillです。
今回はケプラーの法則について解説します。
ケプラーの法則とは、1609年にヨハネス・ケプラーによって発見された、
天体の運動の規則性を教えてくれる法則です。
宇宙空間を運動するものであれば、どの天体にも適用可能です。
以下の3つの法則があります。
①ケプラーの第一法則
惑星は太陽を1つの焦点とする楕円上を運動する
②ケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)
惑星と太陽とを結ぶ線分が一定時間に通過する面積は一定である
③ケプラーの第三法則
惑星の公転周期Tの2乗と軌道楕円の長半径(長半軸の長さ)a の3乗の比は、すべての惑星で一定になる
T^2 / a^3 = k(kは定数)
第二法則に関しては、天体以外の問題でも用いることができます。
なお物体が1定点からの力(中心力)のみを受けるときという条件があります。
ケプラーの法則は、天体問題で様々な形で用いることができるので押さえておきましょう。
さて今回で長かった力学も最後となります。
力学は物理の中でも根幹を担う重要な単元ですので、
しっかりと苦手を解消し、土台をつくりたいですね。
次回からは熱力学に入っていきます。