IT業界には、SIerという職業があります。エスアイヤーです。


System Integrationをするer(人・企業)です。

System Integrationとは、企業内で利用するITシステムを機能させるために、世に中に存在するハードウェアやソフトウェアなどを様々に組み合わせてお客様に提供することです。若干のニュアンスの違いがあれど、大体、みんなの解釈はこんなところです。

 

 

いま、SIerは日本のITの成長の中で、邪魔者になっている可能性があります。

なぜなら、自社の利益を優先するがために、顧客に対して、IT活用を遅らせかねない価値提供をしている可能性があるからです。

 

 

日本の企業では、ITエンジニアの雇用・採用率が他国に比べて少ないです。

もともと人口に占める人材が少なかったこともありますが、企業がITシステムの導入・運用をアウトソースすることが通説とされてきたり、もしくはITシステムを高度に利用せずにアナログ化した仕事や、属人化してしまってITなどのある種ロジックにはまらない仕事をしている企業が多かった背景があります。



それでも今日では、少なからずパソコンは使うし、メールも使う、その他マイクロソフトに始まる業務用ソフトを利用します。

その時に出番になっているのがSIerです。

 

 

ちなみに、他国にいくと、近隣では中国・台湾・韓国などは企業が成長したら早い段階でITエンジニアを採用することが多いです。

一応、日本もベンチャー企業も、この方向になってきています。

 

 

で、昨今、クラウド化やSaaS製品などに始まるパフォーマンスの高い商品・サービスがニョキニョキでています。

クラウドは文字通り、自社にデータを蓄えることなく、それを他社に委託することです。

SaaS製品は、こちらもデータを自社に蓄えることなく、他社に委託し、かつメールソフトやその他高機能なシステムを借りてくるようなサービスをいいます。(実際は、運用によって自社にサービスを一時的に蓄えたりすることもあります)



初期費用も少なく、保守も必要ない、かつ運用も簡単。つまり、全体的なコストが低く、これまで自社でITシステム導入をしたことのない企業でも自分たちで導入し活用していくことができるのです。

(中~大規模なシステムは別で。これは高度な技術とノウハウを要しますので自社では難しいことが多々あります)

 


そうすると、SIerの必要性はどんどん低くなってきます。

そこで古いシステムをそのまま運用させ、SIerの存在価値を意図的に高めるということを行います。



これが日本企業のIT活用を遅らせる原因になりかねないのです。本来ビジネスを加速させるITが、足かせになる現象です。

 

 

これからSIerはどうあるべきか。

それはIT事業者である私も含め、これから思考錯誤していかなければけません。

別途ブログで扱いたいと思います。