Netflix新作 『Spaceman』感想
私は、主演の方も監督のことも良く存じ上げないので、視聴した作品に関するただの感想を🥹
※クソ長ェ感想文です。
2024.3.1.から配信された、
Netflix新作『spaceman』を視聴しました。
原作は、作家ヤロスラフ・カルファーの小説
「The Spaceman of Bohemia(原題)」だそう。
冒頭では、孤独な宇宙探査船に登場する男性。
地球には、妊娠している妻を残す。
宇宙船と地球との通信手段のお陰で孤独ではないと語るが、その面持ちはどこか疲弊している様子。
そんな中、宇宙船に謎の生命体が同乗していることを知る男性。
この謎の生命体との関わりの中で、男性が孤独に感じる要因、男性にとって心から求めた本当に大切な存在を見つめる。
そんな作品でした。
意見が分かれそうな作品ではありますが、
わかる人にはわかる部分が散りばめられている作品だなと。
まあ、私がまともに監督の意図を汲めてるかは図りかねますが。
そして、作品のキーになる生命体。
この生命体のビジュアル。
蜘蛛。
完全に蜘蛛。🕷️🕷️🕷️
確かに、蜘蛛って気色悪かったり、苦手だと感じる人も多い?
あの体躯からして、宇宙からの飛来した生命体だ!と言われても、確かに…と言ってしまいそうな…
すまぬ。蜘蛛よ。🙏
とまぁ、一見何か攻撃される?喰われる?
え?ホラーなの?と考えてしまいそうですが、
まっ全く!全然!ホラーじゃない!
泣けた。
泣き叫んでませんよ🤣
ただ感動。
何故泣き叫ばなかったか。
まずここを理解して下さい。
『人は意思疎通が図れないと一方的に攻撃する。
得体が知れないと人は恐怖し、怒りに転じる。』
そうです。この生命体。
話せる!意思疎通図れる!
だから、男性も怖れから誤った行動をしなかったのかな?とも。( 無理矢理感は、否めませんが。)
しかも、この生命体バックボーンがちょっと不憫…。
でも生命体は、今迄の自身の出来事を憂うことなく、知的好奇心によって宇宙船の男性に興味を持ちコンタクトをとったと。
個人的、生命体魅力ポイント✨は、
男性のプライベートルームに突然入り、「ちょっと聞きたいんだけどさ…」的に話出す。
男性は、すかさず「侵入禁止」を告げる。
そのまま、生命体はそっか…って感じで締め出される。
なんか、めっちゃ人間らしくて可愛かった。😍
ストーリーが進むにつれて、生命体が可愛く見えてくる。体毛もフワフワに見えてくる。愛おしくなる謎現象。
そして、生命体が語る、
『宇宙はありのままに存在する』こと。
男性が目指す星雲には、『終わりと始まりの光が存在する』こと。
なんとなく、神秘主義的なセフィロトの樹を彷彿とさせるお話。映像美。
あるがままを愛する。理解する。理解し合う。
理解することは、優劣をつけるでも間違いを正すことでもない。
ただ、それでも好いのだと互いを尊ぶ。
たったそれだけでも、人は困難としてしまうから、
争ったり傷つけ合ってしまうのでしょうね。
体感的には短い時間の作品でしたが、短時間にギュッと要点を詰めた感じなので、人によっては物足りなかったり理解し難い面もあるかと思いますが、
優しい気持ちになりたい人にオススメ作品です!!
思想強めな私の長ェ感想文 〜終〜