なまもの | hitori tabi

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~ ひとり旅 ~

肉迫すること。 直に感じること。 それは肉体的なことだけではなく、言葉の肉迫、心の肉迫でも同じだ。 肉迫する。 これは本能的な欲求なのだろう。 「なまもの」 だからこそ苦しみ。 だからこそ悦ぶ。投げ出された言葉が宙を舞う。投げ出された身体が宙を舞う。 到達点を失ったものは宙を舞い、漂い、やがて宇宙の果てを人口衛星のように回り続ける。 到達点の無い漂い。 永遠の漂い。 この感覚は日常的にもあって、現代の中に見事に組み込まれている気がする。 昔からそうだったのかもしれないし、現代において顕著になったのかもしれない。 いずれにせよ、人は「なまもの」である限り肉迫を追い求めるのだろう。 それが姿形を変えたとしても、きっと本質は同じものなのではないか。 「なまもの」である人間と「虚無」 現代におけるギャップは更に拡大している気がする。 なまもの。