お習字を習おうとして教室に通う、通信教育を受ける...しかしそこには昇級の壁が、という話まで行ったんでしたっけ。

その続編について。

 

修行人自身も、「ぺんの光」という硬筆競書誌を出し続けていたのですが、だんだん壁にぶちあたり、昇級しなくなってきました。結果から言うと、一応ずうっと、休みなしに規定部、という一行だけ書く課題を出し続けまして、昇級昇段の機会を待ち続けた、という感じです。この競書誌は5段までが毎月の競書で昇級昇段し、(ただし3段からは昇段試験で上がれます 年一回実施)その後は昇段試験が必要になります。

私の場合、ですが段位になってからは本当に長かったです。もっと自分に基礎ができていればと思う時も何度もありました。でも真面目にコツコツ練習する暇は無かったです。特に当時は。お稽古も月2回1時間あまりを忠実に守っていました(笑)

 

(写真は本文とは関係ありません わりと最近のN学園の課題)

 

休みなく上がっていかれる人は、よく練習されていると思います。ただ、今にしてすごく思うのは、自分の好きなように好きな言葉を、字を書きたい、じゃなくて、特に初心者は(習字、ペン字の経験が浅い人をこの場合さします)お手本に忠実にをもっともっと心がけるのが大事かなと今にして感じます。言うのは簡単ですが、お手本に忠実にってのは結構難しいことなのです。自分流に書いて何が悪いんだろう、とも思うのですが、ペン習字というかお習字のキモっていうのは、まずはお手本なのですよね。オリジナリティは、そこを超えてからなのだと今思います。

私はまだ全然超えてないですけど。