あの時私たちは、自分の世界の創造主だった。


自分がわくわくすること


楽しそうなこと


面白そうなこと


常に探して、自分で創り出していた。


決まったルールなんていうものはなくて、自分の心がおもむくままに夢中で毎日遊んだ。


説明書なんて無視して、周りからの見られ方なんて無視して、自由に遊んだ。


やって意味があるのかとか、

どう思われるだろうとか、

そんなこと一切考えずに、

とにかく夢中だった。

そして自由だった。


全てが自分の遊び道具に変わった。


全てが自分のために存在していた。


だけどある日突然、自分の世界に聞こえてくる声。

「それは間違ってるよ。」

「正しいやり方はこうだよ。」



この声が、自分を小さな箱の中に閉じ込めてくる。

そしてさらに聞こえてくる声。


「決まったルールに従うのが賢い生き方だよ。」


「自分で考えなくていいんだよ。」


「夢なんてみるもんじゃないよ。現実を見なきゃ。」


この声を聞き続けたら、気づいたら創造することをやめてしまっていた。

やがて、自分に創造する力があることすら忘れてしまった。



狭い箱の中にいるしかないんだ。

選択肢なんてなくて、ただただこのままベルトコンベアで流されていくしかない。


世界中全てが自分の遊び場だったことも忘れて、この狭い箱の中が世界だと思うようになった。


箱の中は暗くて、なにも見えなくて、不安。
不安。
不安。
不安。



でもしきりに自分の内側が訴えてくる。



はっきりとは聞こえない。



なに?

なにが言いたいの??



ざわつく。

イライラする。

悲しくなる。



わからない、わからない。
聞こえないよ。




一生懸命自分の内側に問いかけたら、真っ暗だった箱の中にかすかな光がさした。



暖かい。

なんだか心がほっとする。




箱の中でうずくまっていた身体が少しずつほどけていく感じがした。



一体自分は、ここで何をしているんだろう?



そう思ったとき、自分の内側からの声がはっきりと聞こえてきた。





あなたが喜ぶことをしなさい。


あなたがときめくことをしなさい。


そこに決められたルールはありません。


あなたが創造主です。


自由に、自分の好きな世界を創造していいのです。


あなたにはその力があります。


あなたはかつて、その力を使っていました。


思い出してください。


ただ思い出すだけでいいのです。






視界が一気に明るくなった。


自分を閉じ込めていた箱も無くなっていた。


ベルトコンベアも消え去った。



今私たちは、自分の足でしっかりと立っている。



進むことも、止まることも自分で選べる。


空を何色で塗ってもいい。


誰かに遠慮しなくていい。


誰かに許可してもらわなくていい。


この世界に間違いは存在しない。


決められたルールなんてない。


望むものは全て自分で生み出せる。



私たちは、この世界の創造主なのだから。