ああっ!!

さくらちゃんの世界地図の上に
ねこちゃんの足跡が点々と――!

これは丸洗いしないとダメかな。

代わりのお布団を出してこないと――。

しかも当のねこちゃんは
お布団の作った日影でお昼寝中なんて。

気持ちよさそうに寝てるトコ
悪いですけど――

少しよけてくださいね。

それとね、ねこちゃん?

イタズラしちゃダメにゃんっ!

めっ!ですよ?

――ああ、
ホタ、お説教は苦手ですけど、

ここはしっかり言い聞かせて
遠くへ行ってもらわないと――

ああっ違います違います!

抱っこしたわけではないので
そんなにすりすりしないで下さい!

の、のどをぐるぐる鳴らしてもダメですv

にゃ、にゃあ――

ああ、もうダメv

可愛すぎますvv

ホタはふだんはいぬ派ですけど、

こんな風になつかれたら
大好きになっちゃいますv

もう!

仕方ないにゃv

こんなに暑かったり
嵐がくる中お外に出しちゃうのは
カワイそうですし、

またイタズラされても困っちゃいますので――

里親が見つかるまでの間ちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ――

離れに置いてあげるにゃ♪

さくらちゃんが拾ってきた時の
未開封の粉ミルクもまだありますし――

ちょっとの間
よろしくにゃん♪

エヘヘッ☆

-あとがき-
べびプリ日記風SS
にじが怖がってたくらいで、
あまり犬のエピソードはなかったな……
ああ……

今日は散々だった。

よりによって
蛍に目をつけられるなんて――。

よくわからないことやってる時の
夕凪には近寄らないのが
吉だったかもしれない――。

……

何に影響されたんだか夕凪が、

いつもの通り
はっぴーらっきーはねむーん♪を
唱えながら、

スプーンを曲げようとしてたんだ。

――うん。

言いたいことはわかる。

どう考えても
それはマホウじゃない。

朝のテレビを真似て
呪文を唱えながら飛び蹴りをするなら
わかるし、

星花ものってくるし
私もまだごっこ遊びに
混ざりやすいんだけど――。

うっかり何をやってるのか
聞いたのがまずかった。

スプーン曲げと聞いて
自分たちの時も時々流行っていたと
答えたのも今思えば失敗だった。

そうしたら夕凪が
キラキラした目でお手本見せるよう
せがんできたんだ。

あの期待に満ちた
瞳を前にして断れるやつはいない。

私もそうだった。

だから私も挑戦したんだ。

例の呪文を唱えながら――。

結果は――

見事に真っ二つ。

――おかしいな。

それほど力を入れた
覚えはないんだけど。

たまたま見ていた
春風には怒られるし――

いつの間にかスプーン曲げマホウの
マホウ使いにされてるし。

挙句ヒカルちゃんの今年のハロウィン衣装は
超能力戦士で決まりです!

なんて蛍が言い出したんだ!

さすがにまだ早いだろ!?

いや、それはいい。
もうハロウィン仕様のお菓子を
見かけるくらいだし――

でも――

あの即興スケッチの
衣装案はなんだ!?

まるきり水着みたいな格好の
超能力戦士なんて聞いたことがない。

……

マッガーレだと
無難だからとよくわからないこと
言ってたけど、

私は無難でいいんだ。

でもよりおかしな格好かもしれないと
思うと言い出せなくて――。

ああ、憂鬱だ。

オマエ――

折を見て蛍に頼んでくれないか?
他の衣装にするか、
まだ時間があるんだしゆっくり
考えてくれって――。

オマエの言うコトなら
きっと聞いてくれるだろうし。

あの格好を回避出来たら、

オマエの言うこと
なんでも一つ聞くからさ――

ね、頼むよ。

-あとがき-
べびプリ日記風SS
特に服装の元ネタを考えてたわけではないけれど。
夏の終わりは
引越しのシーズンらしいわ!

さっき海晴お姉ちゃまが
言ってたの。

テレビでお世話になった人が
別のところに行っちゃうんですって。

幼稚園だと
まだ運動会もお遊戯会も
クリスマス会も残ってる
中途半端な季節に
お引越しがあるなんて、

オトナって大変ね。

秋の匂いがする
物寂しい時に、

知ってる人が誰もいないところに
行くなんて――

マリーでも少し、
センチになっちゃうわ。

もちろん――

本当はフェルゼンさえいれば
どんなところでも、

花の都パリになるのだけど――

フフv

それに新しいお部屋や町への
期待もあるから、

寂しがってるヒマは
無いかもしれないわね♪

お引越しシーズンの特集で
海晴お姉ちゃまが行ってきた
家具屋さんのカタログを見てるだけで、

楽しくなってくるものv

引っ越すとしたら、
マリーの王宮に置くのは
どんな家具がいいかしら?

真紅の毛氈に
金糸で刺繍されたカーテン、
クリスタルガラスで作られた
繊細なカットのシャンデリアに
金縁の大きな鏡!

天蓋付きで何重ものベールで
隠されたベッドに
お家の縁側くらい長いテーブル、
何十着ものドレスのかかる
クローゼットに、
大きなグランドファーザークロックv

世界で1番高貴なプリンセスの
王宮の家具ならこれくらいじゃないと!

でもそうなると別荘は反対に
シックで落ち着きのある
家具を揃えたいわね。

セイソーやヒトヅキアイでたまった
疲れをいやすための場所だもの。

牧歌的でのんびりした――

ログハウスみたいな
お家がいいかしら?

ウフフv

考えるだけで楽しいわね♪

フェルゼンも引っ越すなら
どんなお家がいいか、
それならどんな家具が合うか
考えておいてねv

だってフェルゼンも
毎日使うんですもの。

あら、当然じゃない!

マリーが引っ越すとしたら
フェルゼンもいっしょよv

もしかして置いて行かれると思ったの?

マリーとのお別れを思って
内心子犬のように震えていたのね!

フフ、フェルゼンたら
かわいいんだからv

でも平気よ。

運命の残酷なイタズラ――
フランス革命での別れを超えて、

せっかく今世で
こうしてうまく巡り会えたんだもの。

マリーが絶対、
アナタを離さないわv

だから安心してついてらっしゃい♪

-あとがき-
べびプリ日記風SS
そういえば秋入学はどうなったんだろ