あら――

もう解放されたのね。

一日学校サボったバツにしては
軽すぎるんじゃない?

それとも、

突然ユキが泣いてる――

なんて電波なこと言い出して
家に帰っちゃうような
下僕頭には何言っても無駄だって、

ようやく先生たちも
悟ったのかしら。

次は脳外科にでも行って
CTでチェックしてもらったほうが
いいんじゃないの?

それとも未来の脳科学者の
私が見てあげましょうか?

フフフv

――な!?

バ、バカッ!

そんなことのために
アナタを待ったりなんか――

いや、
そもそもアナタなんか
待ってないわ――。

図書室の閉館時間で追い出されて
たまたま下僕と遭遇しただけよ。

――フン!

い、いいからさっさと帰るわよ!

はあ?

次は生徒会室に出頭――!?

風紀委員会ならともかく?

……

それは霙姉様の差し金ね。

きっとバツと称して
雑用を押し付けられるに
決まってる。

そんなお説教ごっこに
付き合う必要はないわ。

無視して
帰りましょ――。

途中でユキに
おみまいのケーキを買わなきゃ。

もちろん下僕のおこづかいでv

――なによ?

それでも行くって言うの?

……

だったら好きにすればいいじゃない。

時間の無駄だってわかってるのに
行くなんて、

とんだ物好きだわ!

せいぜい有意義な時間を
過せば――

あ。

――本当に行っちゃった。

……

バカ。

ホントにバカなんだから!

なによ!

ユキのところには
飛んでいくのに、

ご主人さまはほったらかし――!?

昨日だって、

ユキのことなら
一言相談してくれればよかったのに。

ユキのこと、
一番わかってるのは
私だったのに――。

それに下僕のことだって――。

下僕のバカァ!!

下僕を一番管理できるのは
誰がなんと言おうと、

このご主人さまなんだからぁっ!!!!

-あとがき-
べびプリ日記風SS
リセットボタンポチッとな。

……ポチッとしないで手紙形式に変えてもよかったかもしれないと、
いまさら思うなど。
キレイな――

とってもキレイな虹を
見たんです――。

虹子ちゃんみたいに
パッと映えるような
明るさなくて、

瞬きの間に消えてなくなりそうな、

空の青にすぐ染まっちゃいそうな、

淡い虹でした。

まるで綿雪みたいに――。

あの虹、

お兄ちゃんは見ましたか?

うふふv

なんて見てるわけ無いですよね。

あれはきっと夢だったんですから。

昨日風に当たりすぎて熱が出て
お休みしていたユキだけが見た、

幻の虹。

ぼんやりと見上げた空に
かかっていた夢の中の虹。

消え入りそうな光のアーチを
見ていると、

胸がきゅっとして――

思わずお庭に飛び出して、

走りだしていました。

虹といっしょに
ユキも消えていってしまいそうで。

ふふ――

そんなことあるわけ無いですよねv

もうお病気だって
すっかり治ってしまって、

怖いことなんて
何にもないんですから。

でもその時はとっても寂しくて――

虹の下まで行って
消えてしまわないように
そっと抱きしめたかった――。

でもユキはお家の門まで走るので
精一杯。

泥だらけの足が棒みたいに
動かなくって、

そのまま暖かな
お天気雨に打たれながら
消えていく虹を見ていたら――

何が起こったと思いますか――?

なんと――

お兄ちゃんが
出てきたんです!

夢の中のお兄ちゃんは
大丈夫だよって言いながら
抱きしめてくれて――

ユキの寂しさは
ウソみたいに消えちゃいましたv

嬉しくて心がふわっと軽くなって
そのまま頭がぼーっとなって――

気がついた時には
ユキはベッドの上でした。

雨のお庭でドロドロになった
足も汚れてはいなくって――。

ね?

だから夢なんです。

物音一つしない
みんながお出かけした後のお家に、

お兄ちゃんがいるわけないですから。

でもたとえ夢の中ででも、

お兄ちゃんが迎えに来てくれて
よかったv

ありがとうございます、
お兄ちゃんv

変ですか?

でも夢の中で言いそびれたから
どうしても言いたかったんですv

えへへ――

お礼を言えたから少しだけ
お昼寝します。

あさひちゃんのお誕生会には
もっと元気でいなくちゃ!

ねえ――お兄ちゃん。

寝るまで少しだけ
手をつないでいてくれますか――?

それとお時間になったら――

夢の中みたいに
お迎えに来てくれますか――?

-あとがき-
べびプリ日記風SS
あーちゃんお誕生日おめでとう!
いったい何歳に(ry
わらわ、
春は大好きじゃv

日の当たる縁側で
兄じゃやキュウビと
お昼寝するのは、

とても心地良いv

それに――

冬の間は姉じゃらに止められておる
兄じゃとの湯浴みが
解禁になるからのv

昨日慌てぶりを見るに麗姉じゃは
そうでもないようじゃが――。

風呂に入ったら兄じゃがおった――

などとわらわなら天の恵みと
喜んで湯船に飛び込むものを――!!

兄じゃとの週に幾度かの
湯浴みでさえ

わらわは、
わらわは――

雪の下で春を待つ
新芽のように待ちわびておるというのに!

わらわはもちろん、

さくらも真璃も、
虹子も青空も
兄じゃとの湯浴みは
大好きなのじゃv

青空や虹子は
水鉄砲なぞで遊ぶのが
好きなようじゃが、

わらわは兄じゃに寄り添いて
ゆっくり肩まで浸かるのが
至高の時間じゃv

兄じゃの膝の上で、

いつもより
兄じゃのオーラを
堪能できるからのv

肌と肌とで触れ合い――

まるで一つになったかのように
兄じゃのオーラに深く包み込まれ
融け合うような――快感v

やぁ――興奮じゃvvv

兄じゃも――

今宵の湯浴み楽しみに
しているとよいぞv

冬の間にわらわ、

色々なところが
育っておるからのv

なにせわらわ、

もう少しで百まで数え――

おっと内緒にしておこうv

肩まで入っていくつまで
数えられるか――

目にもの見せてくれるのじゃ!

秋よりたくさん数えられたら――

ごほうびに
なでなでしてたもれvvv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
温泉に行きたい……