家中みんなが
薄手のお洋服に変わり、

それから星花ちゃんの
お誕生日をお祝いして――

ついに夏が来ましたね。

夏至を過ぎて、

カンカン照りだったり
台風が来たりで
夏みたいな日が続いてましたけど、

ホタのお家の夏は
星花ちゃんのお誕生お祝いから
始まる気がしますv

お天気だってほら!

雲の形も
お日さまの輝きも――

ようやく夏の景色に
なってきたと思いませんか。

こんな陽気の日には、

汗っかきのチビちゃんたちのために
いっぱいタオルと肌着を
洗濯しておかなきゃv

特に近頃は――

観月ちゃんより上の子たちの間で、

ちょっとした冒険が
流行っているみたいだから。

観月ちゃんから
お目付け役の星花ちゃんまで、

裏山に登って
富士山を探してるんですってv

夕凪ちゃんと星花ちゃんは
山のてっぺんからさらに
見やすい場所へ行くために、

木登りの練習もしてるんですよ!

フフ――

みんな元気いっぱいですねv

そうそう!

見つけたら写真を撮ってきて
くれる約束をしてるんですv

早く見つけられるといいですね!

方角さえあってれば
多分見つかると思うから、

後はお天気次第でしょうか。

夏は空がかすみやすいから、

全部洗い流されて
空がすっきりする
夕立の後がいいかしら?

ああ、

でも雨の後の山道は
危ないかな――?

そうなったらお兄ちゃん――

みんなの代わりに
ホタとふたりで見に行きませんか?

澄んだ空気の中で
ふたりでしっかりお山を見つけて――

それから晴れた日にみんなが
見つけやすくなるように、

お山の見えた方向に関する
ヒントを残しておくんですv

できれば宝探しみたいに
パズルを解いたらわかるような
ヒントがいいかなv

お山探しがもっと
楽しくなるような、

そんな置き土産したいです♪

フフフ――。

それから――

夕立のあとのひんやりした
空気を味わいながら
ふたりでちょっとだけ
そこへ残って、

お日さまを山の向こうへ
見送るんです――。

そして――

透明な空の向こう側の
星空をいっしょに眺める――

なんていかがですか?

ふたりで夜空を指さして
夏の星座をなぞれたら――

きっと素敵ですよねv

えへへv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
たまには流行りに乗ってみたり
いいわよね、
箱根v

彫刻を見て
ハイキングして――。

日帰りでもいいけれど、

やっぱりゆっくり
温泉に浸かって
美味しいものに舌鼓v

そして夜はキミと
一つのお布団で――

あ、

温泉の方も
お姉ちゃんと
ご一緒しちゃう――?

うふふv

商店街の福引一等賞、

ペアで箱根一泊旅行が
ホントに当たったら
どうしようって――

実は妄想膨らませてた
お姉ちゃんだけど――。

妄想してたら
ガマンできなくなっちゃった。

おこづかいとお給金で
ふらっと行って来ちゃおっかな?

お休みのときに休講が重なったら――。

その時はこっそり――

キミを連れて行っちゃうから
準備だけはしておいてねv

それとも
夏の旅行先にするのがいいかしら?

そうそう――

実際に小雨ちゃんが
引いてきたのは
二等のお米半年分――。

ティッシュばっかりだったら
どうしようなんて杞憂もいいところ!

やっぱり前向きパワーが
効いたのかしら?

フフ――v

小雨ちゃんがくじを当てて
お使いから帰った時、

ラッキーのマホウをかけて
お見送りした夕凪ちゃんは、

なぜか――効いたんだ
って顔で呆然としちゃったし。

小雨ちゃんも自分のほっぺを
何ヶ所もひっぱりながら、

キミがお約束の
なでなでをしてあげるまで
ぼぉっと玄関に立ち尽くして――。

今日もキミのなでなでを
思い出してるのか、

ずっとニヤニヤv

それからチビちゃんたちの
はしゃぎようは
すごかったわねv

まるで自分が
当てたみたいに喜んで――

何度も何度も
やったーってv

キミのお茶碗を出してきながらの
青空ちゃんのいっぱいいっぱい
ごはんおかわりする!宣言に、

はりあって
丼を出してくる立夏ちゃん――

本当に――

楽しいお祭り騒ぎだったわv

フフ――

やっぱりいいわね、

たくさんの家族と
喜びを分かち合えるってv

私たちは他のお家より
少し家族が多いから
お米は実際には半年も
もたないけど、

そんなこと目じゃないくらい
みんなが沢山の素敵を
贈りあえて――

お姉ちゃんはホントに
嬉しいわv

これからもお姉ちゃんと
キミとで、

ずっと守っていこうねv

よろしくね、
みんなの素敵なお兄ちゃんv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
そろそろ夏の家族旅行の行き先を決める時期でしょうか
大役を、

任されてしまいました――。

商店街のセールの福引を
お使いのついでに
引いてきてって――。

梅雨時の荒天で
減るお客さんを
何とかしようと、

何年か前から
商店街で始まった梅雨セール――。

蛍お姉ちゃんが福引補助券のために、

まるで麗ちゃんの旅行計画のように
きっちり300円単位で
買い物リストを作って――

一枚増えるたびに
新しいお洋服が出来た時みたいに
ニコニコしながらコツコツためた、

その福引券を
小雨が使うなんて――。

何枚かの福引券と、

一回分をきっちり
クリップでまとめた補助券――。

これを全部参加賞の
ティッシュにしちゃったらと
思うと――。

それに福引会場に出来る行列も
苦手です。

待つだけなら
いくらでも待てるんですけど、

後ろに人が並んじゃうと
なんだか落ち着かなくって――。

小雨の番が来ると
待たせちゃいけないって思って
ついつい慌てて、

失敗しちゃうんだ――。

はあ――。

いつものエコバッグが
まるで鉄で出来てるみたいに
重く感じるくらい――

玄関までの廊下が
マラソンのコースのように
長く感じるくらい――

小雨の足は重くなってきました――。

お兄ちゃんは
運はいい方ですか――?

もしよかったら
少しだけ分けて欲しいですv

あ、でも
どうやって分ければいいでしょう?

立夏ちゃんや観月ちゃんは、

お兄ちゃんパワー補給って
いいながらお兄ちゃんに――

きゃっv

お兄ちゃんに
抱きつく――なんて、

運を分けてもらっても
頭がぽぉっとしちゃって
くじ引きどころじゃないですねv

なら――

くじ引きとか大好きなチビちゃんに
いっしょに行ってもらうのも
いいかもしれませんv

みんなで楽しくわいわい引けば
きっと運気の方から
来てくれますよね!

そのためにも
小雨も少し前向きに――

明るく考えなくっちゃ!

でも小雨の前向きパワーは
いつだってお兄ちゃんが
くれるモノだから――

もし小雨がティッシュ以外を
当ててきたら――

ちょっとだけ
頭をなでて欲しいですv

エヘヘ――v

-あとがき-
べびプリ日記風SS
イメージに反して、田舎より都会の方が
地元の商店街を利用するらしいです。