お疲れ様です。

お兄ちゃんはもう、

夏休みの気分は抜けて
いつも通り過ごせましたか?

小雨は――

ちょっとだけ
気が抜けちゃって、

失敗ばっかりでした。

そう――

クラスの空気はまだ、

どこか浮かれた雰囲気の
ままでしたけど。

時間割自体は
もういつものものに戻っていて――。

お兄ちゃんと毎日いっしょだった
反動でしょうか――?

給食の時間には、

もうお兄ちゃんに
会いたくなって――。

午後の授業では、

じりじりとした日差しが
まるで気持ちまで焦がしているみたいに
落ち着かなくて――。

お友だちとの
おみやげ交換もそこそこに、

いそいでお家に
帰って来ちゃいました。

お外の暑さと
お兄ちゃんのいない
寂しい空気が、

お家に入ってこないように
ぱったりとドアをしめたら――

ホッと――

大きなため息――。

涼しい風が小雨のなかに
入ってきて、

ようやく落ち着くことが出来ました。

お兄ちゃんの匂いを
感じられたからかな――v

あ、すいません!

お兄ちゃんの匂いって、

なんか変ですよね?

でも小雨は
とっても落ち着くんです――。

お兄ちゃんが
そこにいるって感じると――。

今日の小雨は――

すっかり甘えんぼさんですねv

フフフッ――v

甘えんぼさんついでに――

今夜は少しだけ夜ふかしして、

お兄ちゃんといっしょにいても
いいですか――?

お兄ちゃんのお背中を
お借りしたいなって――。

背中にお兄ちゃんを感じながら――、

休みの間に
読み終えられなかった本を
読んじゃいたいです――。

ドキドキして
読書どころじゃ
無いかもしれませんけど――。

エヘヘv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
綿毛を飛ばします。