夏休み恒例の
朝のラジオ体操も昨日で終わって――

お着替えや洗面所の喧騒も
まばらな静かでのんびりした朝――。

せっかくだから
王子様を起こして
お茶を楽しもうと思って
お部屋を覗いたら――

すでにお目覚めの王子様は
星花ちゃんと静かにおしゃべり中。

きゃん!

春風出遅れちゃった!

きっとふたりとも
早起きが習慣になっていて
目が覚めてしまったのね――。

明日はもっと薄暗い内に
行かなくっちゃ!

昇る朝日を眺めながら
ふたりで夜明けのコーヒーなんて
いかがかしら?

きゅんv

にがーいコーヒーのあとは
甘い春風の唇を召し上がれv

きゃぁぁぁん!

ダメです、
王子様!

お月様もお日様も見てますv

きゅきゅきゅぅぅぅぅんvvv

ああ――

もしかしたら春風――

深刻な王子様不足みたい。

だってだってだって――!

夏休みが始まって、

お出かけ前の王子様の
ネクタイ直しも、

お昼のお弁当アーンvも――

初々しい恋人みたいに
校門で待ち合わせての
帰り道も――

ぜんぶぜんぶぜー、っんぶ!

なしなんだもの!

そりゃ――

王子様との休日も
王子様との旅行も
みんな胸がワクワクするくらい
楽しみだけど――

夏の空気が運んでくる、

なにか起こりそうな予感で
頭はふわふわしてるけど――

それでもやっぱり寂しいのv

ねえ王子様――

朝は目が覚めてしまって
春風を待ちきれないというなら、

少しだけ夜ふかししませんか――?

冷やしたミードで心も体も
ほかほかになりながら
天の川を眺めて――

夏休み中の王子様分を
補給するのv

今は離れ離れな織姫と彦星が
ヤキモチ焼いちゃうくらい――

アツい夜を過ごしたいなv

きゅんv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
春風姉様、それお酒です。