んもぅv

王子様ったら――v

春風とお風呂に
入りたいんだったら、

前もって言っておいてくれれば
よかったのにvv

そうしたら月のキレイな夜の――

みんなの寝静まったあとに
ふたりでゆっくり入れるよう、

身も心も万端に
準備しておいたのよvvv

それなのに
王子様があんまり急に
脱衣所に入ってきたから、

驚いてガチガチに
固まっちゃったじゃないですか!?

春風、
一生の不覚ですっ!

思い出すだけで
胸がドキドキして、

倒れてしまいそうv

きゅんっv

あ――

でもあの時間はもともとは
春風のお風呂の時間ではなくて

立夏ちゃんたちの
時間でしたっけ――

ということは
王子様、まさか――

まさか――

……

春風を心配して来てくれたんですか?

台所でふらついたせいで、

小麦粉をうっかりばらまいて
まっしろになっちゃった春風を――?

やんっv

もしそうなら春風――

今度は嬉しくって倒れてしまうわv

きゅぅぅぅんっvvv

ああv

王子様、

心配なさらないでv

春風はただダイエッ――

お正月の疲れが少し
出ただけですから――v

少し休んだから、

もうすっかり元気ですv

お望みであれば
王子様のお背中をお流し出来るくらい
元気元気よvvv

あら――

あの後は王子様、

バタバタしていて
お風呂入っていらっしゃらないでしょ?

ですからこれから
入浴されるのかなって――。

もし今から入るのでしたら――

ぜひ!!!!

春風にお供させて下さいvvv

王子様で今日のお風呂は最後ですから
ゆっくり入れますし――

それに春風――

お背中流すのも
髪を洗うのも――

とっても上手なんだからv

一度試したら――

きっと春風無しじゃ
ダメなお体になっちゃうくらい
気持ちいいのよv

大丈夫――

もしそんなお体になったら、

春風は一生――王子様の
おそばにいますからv

ねv

だから安心して――

春風に全部任せてvvv

きゅぅぅぅぅんvvvvv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
なぜ風呂に突撃したんだ、キミは……