知っての通り――
裏山にはモノノケが
潜んでおる。
頂の社までの参道と――
時折山の幸をお分けいただく
麓を除けば――
あそこは彼奴らの庭。
日の当たらぬ
闇の中で――
獲物が来るのを
待っておる――。
――うむ。
蝕の日は、
災難じゃったの?
朔で護りの弱まった
兄じゃのオーラを
狙うモノノケに惑わされ――
裏山をあっちへこっちへ――。
頂を目指して登れば
社に着けたのじゃろうが、
大方霙姉じゃが登るのを
厭うたのじゃろ。
おかげで余計に迷って迷って――
結局わらわが
幼稚園から帰って
兄じゃたちを見つけるまで――
ずっと迷子だったのじゃな。
昼間じゃったから
モノノケどもも、
兄じゃから漏れ出るオーラを
舐めとる程度しかできなんだが、
もしもう少し遅かったら――
たとえば逢魔が時まで
さまよい続けていたら――
フフフ――危なかったの?
もっとも――
無事帰ってきたとはいえ、
めでたしめでたしとは
いかなかったようじゃが――
学び舎へ行かずじまいじゃった
兄じゃたちに落ちた
海晴姉じゃの雷と、
今日からのテストとやらが、
相当効いておるようじゃの?
モノノケに食われて
しまったかのように兄じゃの
オーラが弱まっておる。
わらわは幼児ゆえ
テストなるものの
手強さはわからぬが――
立ち向かっている兄じゃの、
線香花火のように
小さくなったオーラを見るに――
すふぃんくすの謎掛けのように
賭けるものの大きい試練のようじゃな!
とはいえテストで高位を取れば
後回しにされておる罰当番を免除、
という風のウワサも伝え聞くゆえ――
残りのテストも頑張るのじゃぞ、兄じゃv
わらわ、
そんな兄じゃに差し入れの――
ココアを持ってきたぞv
小雨姉じゃにいれてもろうた!
ふわふわと溶けていく
ハート型のましまろは
星花姉じゃのとっておきじゃ!
それと――
ぎゅっv
すりすりv
これはわらわからの
差し入れ――
弱った兄じゃに、
わらわのオーラをそそぐのじゃv
-あとがき-
べびプリ日記風SS
先日(5/21)のSS「裏山へ」の続き。
嫌な風物詩です……
裏山にはモノノケが
潜んでおる。
頂の社までの参道と――
時折山の幸をお分けいただく
麓を除けば――
あそこは彼奴らの庭。
日の当たらぬ
闇の中で――
獲物が来るのを
待っておる――。
――うむ。
蝕の日は、
災難じゃったの?
朔で護りの弱まった
兄じゃのオーラを
狙うモノノケに惑わされ――
裏山をあっちへこっちへ――。
頂を目指して登れば
社に着けたのじゃろうが、
大方霙姉じゃが登るのを
厭うたのじゃろ。
おかげで余計に迷って迷って――
結局わらわが
幼稚園から帰って
兄じゃたちを見つけるまで――
ずっと迷子だったのじゃな。
昼間じゃったから
モノノケどもも、
兄じゃから漏れ出るオーラを
舐めとる程度しかできなんだが、
もしもう少し遅かったら――
たとえば逢魔が時まで
さまよい続けていたら――
フフフ――危なかったの?
もっとも――
無事帰ってきたとはいえ、
めでたしめでたしとは
いかなかったようじゃが――
学び舎へ行かずじまいじゃった
兄じゃたちに落ちた
海晴姉じゃの雷と、
今日からのテストとやらが、
相当効いておるようじゃの?
モノノケに食われて
しまったかのように兄じゃの
オーラが弱まっておる。
わらわは幼児ゆえ
テストなるものの
手強さはわからぬが――
立ち向かっている兄じゃの、
線香花火のように
小さくなったオーラを見るに――
すふぃんくすの謎掛けのように
賭けるものの大きい試練のようじゃな!
とはいえテストで高位を取れば
後回しにされておる罰当番を免除、
という風のウワサも伝え聞くゆえ――
残りのテストも頑張るのじゃぞ、兄じゃv
わらわ、
そんな兄じゃに差し入れの――
ココアを持ってきたぞv
小雨姉じゃにいれてもろうた!
ふわふわと溶けていく
ハート型のましまろは
星花姉じゃのとっておきじゃ!
それと――
ぎゅっv
すりすりv
これはわらわからの
差し入れ――
弱った兄じゃに、
わらわのオーラをそそぐのじゃv
-あとがき-
べびプリ日記風SS
先日(5/21)のSS「裏山へ」の続き。
嫌な風物詩です……