おかしいな――。

何で私――
こんな服着せられてるんだろ。

今で皆が見てた
古いアルバムを覗いて、

私も昔は
こんな可愛い服着てたんだっけ――

ってつぶやいただけなのに。

ていうか
何でホタはこんな服持ってるわけ?

こんな――

フリルだらけのロリータ服?

なのかな、これ。

一体なんのために――

しかも私にぴったり――

最近ハロウィンとかにも
参加してないから、

ホタに私のサイズ、
知られてるはずないのに――。

――ちょ、ちょっと下僕!

か、可愛い、なんて――

適当なこと、言わないでよ!

金属の地がムキ出しのアクセサリが
いっぱい付いてて、

手錠までしてるのに――

可愛いわけ、ないじゃない――。

手錠の反対側には何故か、

ミーチカちゃん
までぶら下がってるし――

それで――

ホ、ホントに、
可愛い――?

……

バ、バカッ!!

どうせ誰にだってかわいいって
言ってるんでしょっ!?

――フンv

で、でででででも――!

もしどうしても、
って下僕が言うなら――

次のハロウィンにでも
また着てあげようかしら――

も、もちろん――

下僕がそれまできっちり
ご主人様孝行したら、

だけど――v

せっかくだから
本当にフリルの似合うユキと
おそろいに――

いや、ユキはこれとは反対に
真っ白で清楚な感じが――

ふふっ――v

の、乗り気じゃないわ!

ただ下僕がこの格好、
また見たそうな顔してるから――。

……

と、とりあえず
今日のところは脱ぐわ。

手錠が付いてて
時間がかかるけど――

ホタがカメラを取りに行ってる
今がチャンスだし。

ホタや他の姉さまたちに
おもちゃにされるのはゴメンだもの!

あ、下僕ちょっと待って。

――着替えを見せるわけ無いじゃない。

……

バカ――

はあ――
まったく、何考えてるんだか。

いい?

私はただ、首の所で繋がれてる
カワイそうなミーチカちゃんを
さくらのところに連れて行ってあげて
欲しいだけ。

いくら下僕でも
それくらい出来るでしょ?

もしかしたらさくらが
探してるかもしれないし――

大丈夫、
そっち側はロックされてないから。

――はい、よろしく。

それにしても
よく出来てるわね、この手錠。

演劇部とかの小道具かしら?

本当に凝り性ね、
蛍ちゃん――v

あ、そうだ――

フフフ――

ちょっと下僕!
じゃなかった――

おい!
そこのさえない感じの
不審者――!

この付近でユキと、
じゃなかった――

天使のようなとても可愛らしい
小さな女の子と手をつないで歩く
不審者情報があった、ので、

えっと何だかとても怪しい
オマエを――

タイホする♪

かちゃv

言い訳はショの方で
聞かせてもらおうか♪

なんて――

こんな格好で言っても
全然合わないわねv

ふふ――♪

ふふふ、ふ、ふ――

……

ちょっとぉ!!!!

何でハマっちゃてるのよ!

うわっ、
完全にロックされてる!?

痛っ――
引っ張らないで。

ヤダッ!

近い――

下僕近すぎだからっ――!

そんなにくっついたら、
私、私――

ってホタ!
何こっそり写真撮ってるのよ!

いたなら早く声かけて!

ああ、もういいわっ!

何でもいいから、
とにかく鍵、鍵!

さっさと手錠外して!!

――見つからない、ですって!!!?

えっと、じゃあ、
鍵が見つかるまで――

げ、げげげげ下僕とずっと一緒――!?

-あとがき-
べびプリ日記風SS
ゴスパンク辺りがしっくりきそうですが、
意外に昨今の厨二系キャラのロリータっぽい服もいいかもしれない……