情報の精度、
確からしさというものは――
その出所や伝達経路によって
大きく左右されるものです。
キミが麗姉と
駆け落ちをする、
という今キミを取り巻いている
情報についても
その観点で検証を行えば――
精度の低い冗談と
判断できます。
まず内容そのものですが、
なるほど――
感情の昂ぶりやすい麗姉のこと、
激情に駆られて
家出を口にする事は――
十分に考えられます。
また、
一部分が急に冷静になって、
あるいは混乱の果てに
遠出の際は保護者が必要だと
条件反射的に考え、
その場にいたキミを
パートナーとして選ぶ、
ということもあるでしょう。
こちらについては、
ある程度の説得力をもっていますね。
次に伝達経路ですが――
こういった話題で
立夏姉が介在している時点で
情報の、
……混乱や湾曲は
避けられません。
元の情報からの拡大解釈、
興味本位や思い込みによる
情報の取捨選択がされている、
と考えるのが自然です。
つまり、
噂の元となる麗姉の言動が
有ったとしても、
立夏姉による一人相撲――
いつもの空騒ぎである、
という結論に達するのです。
そもそも、
麗姉が否定している時点で、
考察自体が茶番ではありますが――。
しかし――
これだけ否定材料が有っても、
私の中には残っています。
もしかしたら、と。
もしかしたら、
立夏姉がめずらしく
真実を伝えているかもしれない――
あるいは――
感情は理論通りには
動きません。
キミと麗姉がお互いを想い合い、
また現在の環境を障害と考える可能性は――
ゼロではありません。
そして、
噂通りになり
キミがいなくなった生活を
思い浮かべ――
私の肌は粟立ちます。
不思議なものです、
私の人生において
キミがいなかった時間の方が
長かったのに――
それが再び日常になるといわれると
頭の中で小さなノイズが
頻発するのです。
かつてキミが現れた季節が
再び巡ってきたからでしょうか?
キミのことを考えて、
これほど落ち着かなくなるのは――。
恐らく、
キミの否定の言葉も
私達への好意の言葉も――
このノイズを打ち消しはしません。
悪魔の証明が
無限に前の所有者を遡るように、
言葉では
いくつもの外乱が
生まれては消えていきますから――。
だから――
突拍子も無い提案ですが、
今日は一緒に寝ていいですか?
情報の漏洩に伴い
大事の決行を早めることは
よくあることですから、
それを監視するため、と――
キミの熱を感じることが、
何よりの安心材料になる――
そんな気がするんです。
明日から、
もうお休みですし――
とても非科学的ではありますが――
理論的に行き詰ったら
まったく別のことを試してみる、
それが解決への糸口になる事例は
多々あることですので、
現在の思考実験を白紙に戻し
この手法を試してみたいのですが――
ダメ、ですか?
-あとがき-
べびプリ日記風SS
昨日(12/21)のSS「聞いチャッタ♪」の続き。
今日の日記に麗はとっても暖かくてよかったですね。
それと、これから三日間日記はないのでしょうか……
応援中!

確からしさというものは――
その出所や伝達経路によって
大きく左右されるものです。
キミが麗姉と
駆け落ちをする、
という今キミを取り巻いている
情報についても
その観点で検証を行えば――
精度の低い冗談と
判断できます。
まず内容そのものですが、
なるほど――
感情の昂ぶりやすい麗姉のこと、
激情に駆られて
家出を口にする事は――
十分に考えられます。
また、
一部分が急に冷静になって、
あるいは混乱の果てに
遠出の際は保護者が必要だと
条件反射的に考え、
その場にいたキミを
パートナーとして選ぶ、
ということもあるでしょう。
こちらについては、
ある程度の説得力をもっていますね。
次に伝達経路ですが――
こういった話題で
立夏姉が介在している時点で
情報の、
……混乱や湾曲は
避けられません。
元の情報からの拡大解釈、
興味本位や思い込みによる
情報の取捨選択がされている、
と考えるのが自然です。
つまり、
噂の元となる麗姉の言動が
有ったとしても、
立夏姉による一人相撲――
いつもの空騒ぎである、
という結論に達するのです。
そもそも、
麗姉が否定している時点で、
考察自体が茶番ではありますが――。
しかし――
これだけ否定材料が有っても、
私の中には残っています。
もしかしたら、と。
もしかしたら、
立夏姉がめずらしく
真実を伝えているかもしれない――
あるいは――
感情は理論通りには
動きません。
キミと麗姉がお互いを想い合い、
また現在の環境を障害と考える可能性は――
ゼロではありません。
そして、
噂通りになり
キミがいなくなった生活を
思い浮かべ――
私の肌は粟立ちます。
不思議なものです、
私の人生において
キミがいなかった時間の方が
長かったのに――
それが再び日常になるといわれると
頭の中で小さなノイズが
頻発するのです。
かつてキミが現れた季節が
再び巡ってきたからでしょうか?
キミのことを考えて、
これほど落ち着かなくなるのは――。
恐らく、
キミの否定の言葉も
私達への好意の言葉も――
このノイズを打ち消しはしません。
悪魔の証明が
無限に前の所有者を遡るように、
言葉では
いくつもの外乱が
生まれては消えていきますから――。
だから――
突拍子も無い提案ですが、
今日は一緒に寝ていいですか?
情報の漏洩に伴い
大事の決行を早めることは
よくあることですから、
それを監視するため、と――
キミの熱を感じることが、
何よりの安心材料になる――
そんな気がするんです。
明日から、
もうお休みですし――
とても非科学的ではありますが――
理論的に行き詰ったら
まったく別のことを試してみる、
それが解決への糸口になる事例は
多々あることですので、
現在の思考実験を白紙に戻し
この手法を試してみたいのですが――
ダメ、ですか?
-あとがき-
べびプリ日記風SS
昨日(12/21)のSS「聞いチャッタ♪」の続き。
今日の日記に麗はとっても暖かくてよかったですね。
それと、これから三日間日記はないのでしょうか……
応援中!
