すっかり馳走になったの、
兄じゃv


巷で評判のきつねうどん――


堪能させてもらったのじゃ!


出汁の効いた甘いお揚げ、


春風姉じゃのお手製のものに
押しも押されもせぬ出来で――


特に美味じゃったのv


観月め、
共に参らなんだのはもったいない。


しかし兄じゃは健啖じゃの!


家で姉じゃたちの昼餉を平らげたのに、


変化しっぱなしで
いつもより腹の空くわらわと
同じ量のきつねうどんを食するとは!


その健啖が
そちの佳き気の秘訣かの?


くふふv


しかし――


やはり兄じゃと触れ合うと
気持ち良いのv


まるでずっと陽の当たる縁側で
昼寝をしているかのようじゃ♪


その佳き気をずっとそばで浴び続ければ、


千年を待たずとも
天狐へと至れるであろうv


さすれば
よりよい兆しを観月とその家族に
もたらすことが出来るようになるのじゃ!


しかし口惜しいが、


兄じゃと共にいられる時間は
そう長くはない――


あなもどかしや!


目の前に特大おあげがあるのに、
お預けをくらっている気分じゃの――


このもどかしさ、
人は恋と呼ぶのかもしれぬの?


そして家族に囲まれるそちを
遠巻きに見つめるしかないわらわは


いつしか嫉妬の黒い炎に
身を焦がし、


野狐へと堕ちて、こう思うのじゃ――


いっそのこと――
その身喰ろうて、
兄じゃの力を我が内に取り込もうか。


さすれば我が身のあるかぎり、
兄じゃはわらわのだけのものじゃ、と――


くっくっくっく――


などと――


戯れじゃ、
気にするでない。


観月に恨まれそうなことなど
いたさぬゆえ安心めされよ♪


それに、
共にいたいとあらば


メオトとなればよいしの?


この界隈にも、
先に訪れた筑紫嶋にも


わらわの夫にふさわしいものはおらぬし――


そちが望めば
わらわはいつでも契りを結ぶぞv


もちろん観月も共にそちの嫁となるのじゃから、


安心してわらわを選ぶのじゃvvv


-あとがき-

べびプリ日記風SS番外編
昨日(11/5)のSS「半身」の続き。


久々の番外編。

たまにはコンなのも……

さり気なく今月のG'sのコミックで鳴き声を初披露だったキュウビ。

もっと出張ってもいいのよ?