お家に帰ったら、
春風ちゃんの美味しい夕飯が待っている――
そうわかっていても、
立ち寄ったコンビニで
暖かそうな湯気を見ると、
朝の少しだけ白くなった吐息を思い出して
つい食べたくなってしまう中華まん。
いつもの雑誌を買おうと思って
入ったお店で、
つい誘惑に負けちゃったわ♪
ふとコンビニの窓からキミが見えて、
慌てて蒸し器の中の
ほとんどの中華まんを買ってしまったけど――
よく数えると
ウチで食べるには少し数が足りないから――
このまま二人で片付けちゃいましょv
それにしても、
最近は無難な物が増えて
あんまり面白く無いわね。
いかにも体に悪そうな、
真っ青なラムネまん、
まっ黄色なチョコバナナまんに
星花ちゃんの喜びそうな
パンダの形した中華まんだとか
前は結構あったのに――
あの蛍ちゃんの創作料理みたいな
冒険的なメニューが減ったわね!
その分ベーシックなのが
美味しくなった気がするから、
許しちゃうけど――v
キミは中華まんにこだわりがある?
あんまんに胡麻は許せないとか、
肉まんでも他の具が入ってるのが好き――、
とか細かい好みがあるわよね♪
それとも
男の子は味より量かな?
だったら、
こっちの特大肉まんをあげるv
春風ちゃんのお手製より
少し小ぶりだけど――
味もハリも負けてないわよ、
だ・か・ら♪
はい、あ~んv
うふふ――vvv
大学近くの
いつものおしゃれなカフェもいいけれど――
たまには公園のベンチでっていうのも
いいわよね?
一昨日の熱さが嘘みたいに、
公園から猫一匹いなくなってしまうくらい
冷えてしまったけど――
キミといると、
全く気にならないわv
ふふ――、
朝蛍ちゃんの入れてくれた
水筒のホットウーロン茶を分け合いながら
ぴったりくっついて座ってる私たちは――
他の人にはどう映るのかしらね?
仲のいい姉弟――、には
きっと見えなくて――
とっても仲良しなカップル、
いえ、長年連れ添った夫婦みたいに
とても自然な関係に見えていたら――
私はすごく――
幸せ、かな?
君とちっちゃい子達の面倒みているとき、
たまに感じる――
二人でみんなの
お父さんお母さんになったような気分。
それが、
ほんの少しだけ――
現実になったような気がするから――
だから――、
ね?
もう少しだけ――
このままでいさせて?
キミの門限までずっと、
こうしていたいな――v
-あとがき-
べびプリ日記風SS
はい、今日の夕飯はいろんな意味で
期待できるものではありませんでした……