けーん、
けーん、
ぱっ♪


一定の拍子で唱えながら
地に空いたうろの、
その蓋へと飛び移る――


古来よりの戯れ。


その実態は、
親から子へ、
子から子へと
遊びに秘めて受け継がれる


祓魔の歩法――


踏みしめた領域が
結界の役目を果たすのか、


その拍子を
魔が嫌うのか――


仔細は存ぜぬが、


妖しきものから護るべく
わらべたちに伝えられた法。


もしわらわもきゅうびもおらぬ時に
貴奴らに会うてしまったら、


試してみるがよいぞv


などと――


よく道端で遊んでいて、
姉じゃたちに怒られたときに
言うておるのじゃが、


まったくのデタラメじゃv


道に空いた
マンホールやよく分からない蓋の上を
ぴょんぴょんと飛び移るのが
楽しくての?


ついついやってしまうのじゃが、


気付いたら道の真ん中に
おったりすることがあるので、


ついには誰ぞ姉じゃと
手をつないでいないと


やってはいけなくなってしもうた――


やれやれ、
窮屈じゃの――


じゃから今日は、
兄じゃの出迎えついでに


このように門から玄関までの間で
ぴょんぴょんと
やっておったのじゃv


ウチの中なら、
車は通らないからの♪


ここじゃと、
数が少なく一本道じゃから、
すっかり慣れてしもうたが――


練習には丁度よい。


わらわは姉じゃたちのように
一本足で飛び移れぬゆえ――


両足でぴょんと
飛んでおるのじゃが、


動きを覚えたのか――


きゅうびもわらわの真似をして
跳ね回っておるわ♪


あやつめ、


最初はわらわの後を
ちょこんと着いてきておったのが、


夕凪姉じゃが蓋の真ん中に
着地する方が得点が高い、
との言を聞いていたのか、


ようやっと蓋の端から端へ
飛び移れるようになった
わらわを差し置いて、


蓋の真ん中に着地しては、
したり顔を向けてきおる。


小憎らしいやつじゃ♪


わらわも早う、
かけっこから片足で跳ねる技、


覚えねばならぬの――


兄じゃ、
さっそく練習に付き合って
わらわに手本を見せてたもれ♪


見ておれ、きゅうび。

すぐに追いついて

そのしたり顔を撫で回してやろう♪


フフフ――


そうそう、


兄じゃと手をつなげぬのは
口惜しいが、


道では危なくて遊べぬから――


庭にフラフープを置いて、
その間を跳ねようぞ。


それならたっぷり
兄じゃと遊べるのv


やぁ――
興奮じゃ――v


-あとがき-

べびプリ日記風SS
今でも時々やりたくなる――
あとは縁石歩いたり。