お兄ちゃんスイッチ♪
「さ」♪
――どうしたのじゃ、兄じゃ?
さ、じゃぞ?
うぅむ、思いつかぬか――
これではいつ
「せ」の接吻まで辿りくか、
わからないの――
フフv
さすがの兄じゃも
午睡より覚めたばかりの夢現とあらば、
いたし方ないかの。
よいよい、
また後ほど付き合ってたもれv
わらわはそもそも
ボタンを押すのが大好きでの!
バスの降りるボタンや
横断歩道のボタンを押すのを
マリー姉じゃと競い合うたり、
輩の家のエレベーターの
ボタンを全て押したりしておるのじゃv
当たりを押したら噛み付いてくる
ワニのおもちゃで、
端から歯を押しては
噛み付かれる寸前で手を引くのも
逢魔が時にあえて
怪しい辻に入ってみるような――
何かがうごめく深淵を
覗いてみるような――
少々キケンな遊びと
同じ匂いがして楽しいの♪
それと蛍姉じゃが
揃えようかと迷っているという
四十ものボタンも、
全て揃えてもらいたいの!
玉虫を転がしたような
色とりどりの目に楽しきボタンを、
一列に並べて端から押していく――
しかもそれぞれが
全て違った音がするのじゃろ?
如何様な音を出すか
ウキウキしながら押してくのは、
きっと興奮じゃv
とはいえ魍魎がごとき数じゃ、
無理強いは出来ぬ。
しばらくは兄じゃのボタンを押して
無謬を慰めようかの――
その赤いボタンを押された兄じゃは
どんな反応を見せてくれるかの?
ほれほれ――
どうじゃ?
……
――ふむ、やはり誰かのイタズラか。
狐につままれたような顔しおって。
いたし方無い、
さればそちに一つ神託を授けるぞよ♪
朝に限らず、
目が覚めたらすぐに
顔を洗いに行くと良いぞ?
手を抜かず、
石けんをつけてゴシゴシと、の♪
額に発射などとボタンが描かれたままでは、
兄じゃの男前が台無しじゃからの――
クククククv
-あとがき-
べびプリ日記風SS
また急に熱くなってバテバテです……