人は機械的時刻で
1日24時間しか持ちえません。


私たちの年代だと
およそ10時間の睡眠を必要としますので、


使える時間は14時間――


その睡眠時間を長く取る、
というのも有意義な時間の使い方では
あるのでしょうが――


宿題という最低限の目的が果たせないのでは、
改善の必要を提言せざるを得ません。


初日の寝坊に始まり――


夕凪姉の宿題計画は、
いきなりの黒星スタートです。


せっかくキミが
丁寧に計画表を作ってあげていたというのに――


今日はそれを取り返そうと
倍の時間やる――


そう夕凪姉は宣言していましたが、


元々キミが一緒に勉強する、という条件で
夕凪姉の想定集中力維持限界時間より
少し長めに設定してあった勉強時間。


倍の時間など
やはり無理だったようで――


キミが泣いたあさひを
あやしに行った途端――


脱兎の如く駆け出してしまいましたね。


この分ではやはり
今年も終盤の追い上げに期待、


といったところでしょうか?


私は今日――


キミが興味を持ちそうな本を
手にいれたので


夕凪姉宿題が終わるのを待って

午前中の涼しいうちに

共に読もうと思っていたのですが――


おかげですっかりタイミングを逸しました。


ふぅ――


自分の今日のノルマを終えてから――


キミを待つ時間はとても長く感じました。


まるで、私とキミとの間に同時性の崩れが
生じてしまったのかと思えるほどに――


これからも――


休みの間中キミは――


私とは異なる慣性系に
居続けるのでしょうか?


キミの機械的時刻も、
当然のように24時間しかなく――


キミと過ごすことを
望む姉妹は大勢いますから、


そうなってしまう可能性も否定できません。


それに――
キミと共に過ごす時間は
光のように一瞬で過ぎてしまう――


ならば――


いっそキミを「南の島」に
引きずり込んでしまいましょうか?


そうすれば
キミとずっと――


ふふ――


冗談ですv


夏の押入れに引きこもるなど――
私の熱的限界が許しません。


夏は私にとって鬼門、
昼間はキミといることは難しいでしょうね。


もし、涼しい時間帯に
運良くお互いの時間が空けば、


その時は共にこの本を読みましょうv


――そうだ、
最後に一つだけ。


キミにとって――


私といる時間は
どのように流れているのでしょうか――?


もしも、
私と同じように感じていたなら――


それはとても――


嬉しく思いますv


-あとがき-

べびプリ日記風SS
家族は夏を満喫してほしいですね、

GWは縮小モードだったわけですし……