どうやったら――


あんなに綺麗に
巻けるんだ――?


どうやったって、
海苔巻きというよりは――


海苔サンドになってしまう――


春風達の骨休めにって、


夕飯は準備が楽な
手巻き寿司にしたけど――


――うまくいかないな。


昼間は買い物や
具材の準備切り分けとかで、


結構楽しいし、
簡単だけど――


食べる段になると
一気にメンドクサクなる。


ご飯が多すぎて崩れたり、
具が多くて海苔がどろどろになったり――


何だか、
食事というより


苦手だった
小学校の図工を思い出すよ――


その――


どうも――


こういう作業的なことって


――苦手で。


あ、あははは――


……


結局――


禄に食べれてないんだ。


ほら
見ろよ、この指!!


海苔がこびり付いて
真っ黒だろ!?


――オマエは
ちゃんと食べられてるか?


――ほら
オマエはさくらなんかのために
お寿司を巻いてやったり、


骨休めだからって
春風に――


その――


はい、あ~んv


とか


やってるから


食べれてないかな、って


思ったんだ――


そうか――


……


だったら――


私にも――


その――


あ~んv、ってやつ。


……
――してくれ!!


オマエなら
私より


綺麗に巻きずし作れるし、


お腹も
膨らまないし――


お刺身やら
甘エビやら、


ごちそうがあるのに
ちゃんと食べられないなんて――


悔しいじゃないか!?


だから、
その――


オマエの手で


――あ~んv、って


して?


-あとがき-

非公式日記風SS
夏の手抜きメニューなら、
これか素麺だと思う