もう!
今日の下僕は何なのよ!


下駄箱で待ち伏せして、
友達の目の前で乱暴に手を掴んで、
いつかのひと月遅れのバレンタインの仕返ししてやる!
だなんて最低の文句で連れ出して!


余計なことばっかり覚えてるし、
どれだけ執念深いのよ!


本当に恥ずかしいったらなかったわ!


それにその後だってあんな古臭い喫茶店、
制服のまま入って来年特別クラスから落とされたら
どうしてくれるのよ!?


極めつけは――
お店に入った後の――

ひと月遅れのハッピーバースデー!
だなんて――


ケーキとローソクなんか用意しちゃって!


店員さんも下僕もニヤニヤしてたし、
絶対嫌がらせよ!


恥ずかしい!
恥ずかしい!!


先月はバタバタしてたとはいえ、
立夏やあさひのついでにやればよかったのに――


ついでじゃなくて
ちゃんとお祝いしたかったって――
それも二人で――


もうっ!
だったら落ち着いたらすぐでよかったじゃない!


仕方ないことだったけど
ひと月も待たせて、
今年はもう無いのかなって――


立夏をいつも通りお祝いしてたから、
少し、ずるいなって――
忘れちゃったのかなって――


って今のは無し!
寂しいなんて、
これっぽちも感じ無かったわ!


ふん!
いいわ、だったらアナタにも、
相応の辱めを受けてもらうんだから!


そのすっかり隠しているつもりでいる小箱、
渡してもらおうじゃない!


衆人環視の中で、
ひざまずいて、うやうやしく――
下僕にふさわしいカッコで渡してちょうだい!


あら随分素直ね、
いつもそれくらい素直ならいいのに♪


なんで下僕が箱開けてるのよ!
それに急に左手を掴んで――


って指輪――
……左手


……えぇーーーー!!


-あとがき-

べびプリ日記風SS
実際どうしたんでしょうね?
あと最後の最後で大人げないト長。