今日のおでかけ、
あなたにしてはいい提案だったわよ?
うふふ――
お姉様達が毎日使ってる路線なんて、
学園祭以外では乗る機会無いんだもの!
それに今日は事故とかで電車が止まった時のために、
迂回の出来る経路も試してみたから
ずっと電車に乗ってたし、
ふぅ、充実した一日だったわ♪
あの辺は駅が密集してるから。
別の路線を使うなり、
少し歩いて別の駅に行けば大体は何とかなるのよね。
まぁ、駅の中で歩く距離が長かったり、
エスカレーターに乗ってる時間がすごく長かったりするのは、
ご愛嬌だけど……
ほら、あなたがいつも使ってる駅にも
あなたの知らない顔があるって分かって有意義だったでしょ♪
これからも色んな駅、案内してあげてもいいわよ?
今日よりしっかり、してくれたらね!
うん、今日のあなた――
保護者失格よ!
いつの間にか後ろにいないし
駅で走りまわるし、、
小雨ちゃんとははぐれるし、
挙句に私の手を無理やり掴むし、
ホント私といつも出かけるとき出来てたことが全然出来てないじゃない!
こんなんじゃいつもの通学も、
お姉様達におんぶに抱っこなのね?
氷柱姉様のお小言もうなずけるってものだわ!
それに今日は路線の話をしても、
小雨ちゃんにばかりふって。
小雨みたいに大人しくしろ、とか
今日は小雨のためなんだから、とか
二言目には小雨ちゃん小雨ちゃんって!
新しいルート教えて上げた私には
お礼も言わないくせに――
ああ――もういいわ。
どうせあなたなんて、単なる保護者だし――
私が大きくなったらお払い箱なんだから。
小雨ちゃんも大変ね、
こんな頼りない「お兄ちゃん」と通学だなんて!
あなたと、通学、か……
――
―――
いいな――
-あとがき-
べびプリ日記風SS
日記の休止(中略)十一日目SideB
SideAの別視点。
ぽつりと漏れたらつぶやき、それはきっと……