昔のお年寄りは、上(上限)の血圧値は高めで、
170㎜/hgなんて驚くほど高い数値ではなかったです。
しかし、近年は下(下限)の血圧値までが100㎜/hgと高くなるなど
どちらかと言えば、下(下限)の血圧値での高血圧の人が増え、
上(上限)の血圧値は170㎜/hgが危険な値となっています。
心臓の気持ちになって考えよう~高血圧物語~![]()
転倒をして、腰を強打してしまいました![]()
そこで、高血圧持ちの80歳のおばあちゃんの
腰痛が起こり、筋肉を痛めてます。
心臓は、痛めた筋肉を治すために酸素や栄養を与えます。
与えていた心臓は、疲れてきました。
なぜなら、おばあちゃんの、心臓は80年間、休めず働いているからです。
心臓が疲れてくると、心筋の動きが悪くなります。
痛めた筋肉だけではなく、
あちこちへの血液の流れも悪くなりました。![]()
疲れた心臓は、「このままではダメだ
」
「何か血液の流れをよくする方法はないかと」考えました。
「そうだ、血管を細くすれば、弱い圧力でも血液の流れが良くなる。」
そこで、血管をしっかり押さえ込めるようにと
「カルシウムの力」に頼ることにしました。
カルシウムの力で血管を細くしたことで
血液を全身に送る心臓の作業が軽くなりました。
しかし、血管を細くしたことで血管への圧力が高くなり
おばあちゃんの血圧は以前よりも高くなりました。
この場合のおばあちゃんの骨も心臓も元気です。
血管に細くするカルシウムを
体にしっかり持っているからです![]()
しかし・・・![]()
腰痛がひきおこって、血圧が上がるどころか
飲んでいた血圧の薬まで飲まなくなるくらいに下がるなら、
痛めた筋肉を治し疲れた心臓が、血管を細くすることもなく、
心臓に負担がかかりつつも、全身に血液を流す作業をしています。
心臓がパワー不足になったのもかかわらず、
血管がいっこうに細くなりません。
全身へ酸素や栄養をと頑張っていた心臓ですが、
とうとう力尽きてきました。
腰痛がおこり、夜もあまり眠れなくなったおばあちゃん。
元気な体で、薬を飲まなくなったのなら良いことなのですが、
痛みで夜も眠れていないにもかかわらず血圧が低いなら
心臓が弱っても血管を細くするカルシウムがないのです。
このようなおばあちゃんの骨は骨粗鬆症。
心臓も疲れてしまいます。
腰痛もなかなか治りませんよね![]()
こんなとき、めまいが起こるかも・・・
血液の流れが悪くなったら、
腸の動きも悪く便秘が酷くなりますよ![]()
このような弱った心臓の症状が「心不全」なのかも![]()
検査をすれば、
おばあちゃんの心エコーの「駆出率」や
心不全の指標値検査「BNP値」が
悪くなっているかもしれませんよ・・・![]()
「駆出率とは」
心拍ごとに心臓が送り出す血液量で
心臓が拡張したときの左室容積で除した値のことです。
追伸~![]()
本来・・
高血圧とは、カルシウムが血管を収縮しておこることが
原因と言われており、動脈硬化は付着・蓄積した
カルシウムが石灰化して血管を硬く動脈硬化を
進める原因になるとされています。
しかし、
高血圧を抱えるおばあちゃんよりも
薬を飲まなくなったおばあちゃんの方が
歩いて息切れをしたり、痛みの改善が少なかったり、
めまいをしたりなど・・・
そして元気になり始めると
高血圧薬を再開。
良く目にする光景です。
カルシウムが不足すると高血圧や動脈硬化の原因に
とも言われていますが、
高血圧や動脈硬化の原因でカルシウム不足に
なっているのかとも・・・![]()
そんな私は・・・
心不全のころの血圧は70~80mmHg
元気になれば120mmhg
骨密量も年齢別女性値の最下位から
今は、男性の最高値。
そんな私は、牛乳やヨーグルト、納豆を止め
お米中心、体に似合った食事量をと心掛けています![]()
血圧からの心臓のバロメーター~観察してみてくださいね![]()

