SFC『MOTHER2』の開発資料がヤフオクに出品中!!
スーパーファミコン版『MOTHER2』のデバッグで使用されたと思われる資料がヤフオクに出品されています。
デバッグするための資料と言うことでイベントリストやバトル関係の資料などの仕様書と、
実際にデバッグで使われたデバッグシートの、合わせて100枚以上のボリュームです。
(詳しい内訳はリンク先に掲載されています)
出品者も、以前ヤフオクで入手したとのことで、自らが関係者でないことを明らかにしています。
現在の価格は40,000円、入札はいまのところありません。
【ツッコミ】がんばりましょう
40,000円というお値段はうまい値段設定だと思います。
熱烈なファンがいる『MOTHER』シリーズなので、この値段なら買い手が付くのではないでしょうか。
(何周か回る可能性はありますが)
ここでの問題点は、やはり流出させてしまったデバッグ担当のモラルの無さですな。
実際問題、ゲーム開発の現場にいて、データの流出を防ぐ術は無いと断言できます。
もちろん、機密保持契約(NDA)を締結して業務に望むわけですが、持ち出しを100%防ぐことは無理でしょう。
そうなると最後に頼るべきは開発者個人の良心だったり、モラルということになります。
わたしの周りでも作ったゲームの仕様orデータ持ちだしは聞かない話ではありません。
自分で作った仕様ですから(お金出しているのは会社だから、自分が作っても会社の物なんだぜ?)、
心情的には理解出来ないわけではない。
だけど、それを家で自分で眺めるだけってのが最大限に譲歩出来るところかな~。
契約違反ですけど。
それを「自宅に持って来ちゃってさ」と吹聴するのはバカだと思うし、
ましてヤフオクに出品するなどと言うのは愚行の極みといえるでしょう。
今回の資料も、一番最初に出品した内部関係者には猛省を促したいですね。
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