家に着いて、さて・・・
恐る恐るパソコンを開けてみる・・・
(~ヘ~;)
タノムッ・・・
『!!』
『彼ちゃん!』
『どしたっ!あったか!?』
(≧▼≦)
ナイッ!!
『・・・そっかε=(。・д・。)。』
『ごめん・・・』
『仕方ないよ(笑)』
『怒ってないの?』
『うん、なんで?』
『アホだから。あきれてる?』
『平気だよ。着けば良いんだし。』
『・・・・・・ごめん、ありがと』
彼ちゃんは黙ってパソコンを打ち始めました。
『てん・・・、山形市行きは、鶴岡までどれくらい?』
『車で二時間かな。』
『新潟は?』
『同じく・・・』
『仙台とか!』
『山形市の倍かかるよ』
『そっか。うーん、どこも一杯だなぁ・・・』
『やっぱない?』
『ないなぁ・・・・。』
『電車しかないかなぁ。高いよね・・・・座れないだろうし・・・・。』
『座れないの?指定とっても?だって、4時間でしょ?』
『そうだね、でも混んでると思うから・・・・多分。自由席で帰れれば、乗れないって事はないよ』
『無理、座れないなんて・・・・』
ずっと一緒に帰ってくれるために彼ちゃんは仕事を詰めて詰めて進めてくれてました。
帰省の前日だかに役員会があるそうで、それに出す資料を作らなければならないからだそうです。
そして疲れてるのに、更にバスを探してくれて・・・・
『せめて、一席だけでも、取れたらいいのにな。』
『1席じゃだめだよ?』
『お前だけでも座れるほうがいいじゃん。』
『よくないっ!たちっぱなしでも、2人がいいよ~』
『わかったわかった』
深夜、2時・・・・・。
『もういいよ、寝て、明日も仕事でしょ、疲れちゃうから・・・』
『うん・・・寝るね・・・・』
私が、しっかり確認していれば、こんな事にならないのに。
ごめんね、彼ちゃん。
彼ちゃんに座って帰ってもらうためには・・・・・・
新幹線、早い時間から自由席の席を取るために・・・・長く並んで、
でも、始発で行っても、30分しか並べない。
としたら・・・・?
東京駅前泊しかないかっ!!!
必死で調べる事、1時間ばかり。
ヽ(;´Д`)ノアッタヨ。
『彼ちゃん、2人で8000円で泊まれて、東京駅、すぐだよ!!』
彼ちゃんは寝ぼけ顔で
『ずっと探してくれてたの?ありがとね~・・・でも立つよ、大丈夫だから、てんも寝な?・・・なっ?』
『彼ちゃん・・・・』
この人は本当に優しいなぁ・・・・
私だったら、こんなに広い心でいれるかな・・・ちょびっともイラッとしないでいられるかな。
頭を撫でられ、抱っこしてくれて、私を寝付かせようとする・・・・
腕の中。
しかし、朝一番の電車では、法事に間に合わない事が判明・・・。
幸いにも、店長が『かまへんよ』と言って下さったので、
明日の早番を更に早退させていただき、山形に向かう事が決まりました。
店長はじめ、お店のミンナに心から感謝・・・・
彼ちゃんに感謝・・・。
疲れてるのに、立ってくれてありがとう。
今回の帰省は、親戚中が集まりますので・・・・・騒がしいだろうなぁ。
私が育ったところは家から歩いて15秒位で海です。
今回の帰省は彼ちゃんと日本海の夕陽を見たいです・・・・・。
お読み頂き、ありがとうございます(・∀・)