3年ほど前に、実家に帰ってきたとき、
当時、父がはまっていた、”畑”へ一緒に出向きました。
海が見える山の上の畑に一生懸命のぼり(運動不足なもんで・・・・。)
自慢の畑にはししとうや、里芋や、茗荷・・・・ピーマンなどなど、たくさんの野菜を収穫して、
雑草をむしり、父と2人で汗だくになって働きました。
暑い夏のことです・・・・・。
その時がすごく楽しくて・・・・
ミミズとかは苦手だけど、あの清々しさと、自然に触れ合って
ああ、やっぱり、自然っていいなぁ~って、ほっとした。
彼ちゃんにも、感じてもらいたいなぁ~・・・
って思っていたら、父が
『おし、畑に行くか!!』
と言い出した。
さすが親子・・・・。
たらの芽のてんぷらを食べさせたくて、それをとりに行く、ということでした。
普段はかない長靴を履いて、軍手をはめて・・・・
『彼ちゃん、しちーBOYが泣くね(笑)』
と言ったら、
『そう?結構着こなしてんでしょ?』
だって。
これ、アケビの花らしいです。
『アケビの花は、1本でめしべとおしべがあるんだが、自分の花同士では受粉ができないんだ。だから、こう、何本もの花が絡み合うように、植えなきゃいけないんだぞ・・・。』
『へぇ~(・∀・)』
『おっ!!!てん、みろ、ワラビだ!』
さきが開いてなく、くるんってなってるのが、やわらかくて美味しいらしいです。
それから、
てんと彼ちゃんのワラビ取り合戦が始まりました。
『根元から折って、繊維が見えてなければOKだ。』
パパの言葉に従順に従う彼ちゃん。
『とりあえず、ワラビ以外のはわかんねぇからなぁ・・・・・』
てんパパは、
『おっかしいなぁ、この辺にあるはずなんだけどなぁ~~~盗まれたかなぁ???』
となにやら、ぶつくさつぶやいてます。
『どうしたの?』
『ここに、青森の親戚んちから貰って来た”あかウド”があるはずなんだよ~・・・』
3年前のマイブームは当に過ぎ去っていて、畑は雑草が生え放題・・・・の荒れ放題(笑)。
こんな場所じゃ、手入れされないでほったらかし、自生したウド、と勘違いして誰かが持っていってしまっても仕方ありません。
必死でワラビを探していた私は、美味しそう(に見える)草を発見しました。
『おとうさん、これ食べれそうじゃない?』
『ん???おおっ!!!!あった!赤ウド!!!!よくやった!でかした、てん!!』
『あ、探してたの、これだったの???・・・・よかったね。』
本当に嬉しそうな、子供のような、わが父。
ほんの小一時間ばかりでしたが、3人仲良く下山。
夜の食卓には、数々の山菜料理が並びました。
下の写真は、彼ちゃんが、たらの芽を取ろうとがんばっている『勇姿』です。
お読みいただきありがとうございます(・∀・)