婚約指輪の在り方編・女性の在り方編とも、限りなく、個人的な意見です。


宝石を好きだから、興味のない人には、ウザク感じる事もあるかもしれません・・・。


気に障るようでしたら、スルーして下さい・・・。






指輪でなくても一緒だと思うんです。


それが、高いから、装飾品だから。


エンゲージリングだからではないと思うんです。







私の彼は、5つ年下です。


最近お互いに結婚を意識しています。


宝石屋さんに勤める彼女ですからエンゲージは避けては通れない道です。


昔は冗談で、


『婚約指輪なら、ブルーダイヤ宝石ブルーがいい。でないと結婚しないもん。』


なんて言っていました。


ブルーダイヤは、普通のカラーレス(無色透明)なダイヤモンドとは別格です。


人工的に着色したトリーテッドと違い、一目で分かるくらいのブルーダイヤはとんでもない値段がつきます。


一目で分からなくても、『ファンシー』とある一定の条件を満たすとうーん・・・買えなくはないですが、


サラリーマンの年収に匹敵するぐらいの値段がついても、おかしくありませんし・・・・


それ以前に、なかなか存在事体がありません。


『・・・・・・・・・・わかった。頑張る!』


って言ってくれた時は、凄く嬉しかった。






でも、実際買ってくれるって言われたら、お断りするんでしょうね(笑)。


他に使いましょう、って、言うんだと思います。


だって、式に旅行に新居に・・・・・その上、赤ちゃんを授かったら、20歳まで。・・・・・お金はいくらあっても足りませんからね。


男性は、2年5年先を見て仕事をしますが、女のほうが人生のかなり先を見れるんだろうなと思います。


余談ですが、20歳の時に配偶者型に変えられるガン保険に入りました。結婚願望が無くはないけど、30過ぎくらい???何て思っていた頃です(笑)。




『じゃあ、言うなよ。貰う気がないなら、何の意味があんだよ』




と、男性は思うんでしょうね。


おっしゃるとおりだと思います。



でも、女は子供を生むんです。


この人の子供を生んでも大丈夫かと・・・・


この人を信じて、大丈夫かと心配になります。


だってどんなに頑張っても10人足らず。


産むだけではなく育てる力、責任感。


優秀な種を残したいと言うのは、本能でしょう。


男性のたくさんの種を残したいと思うのと同じ本能。


だからこそ、見極めたいと、信じたいと思うのではないでしょうか?






人の心に永遠なんてありません。


結婚式で誓っても、別れてしまう人たちもたくさんいます。


私自身、何人の男性と付き合い、別れを経験してきたか。


その時は心から、添い遂げたいと思っていてもです。





だからこそ、今の彼にも言います。


『今』が全てだと。


この先、あなただけをずっと愛し続けていけるかどうかは、正直分からない。


でも、今現在、この瞬間は『きっとできる(愛し続けられるはず)』と信じれる自分がいる。


今現在は言い切れる。


そして、その為に努力しようと思う私がいる。ずっとそう思えるように努力していくつもり。


その現在の私の気持ちを信じて欲しいと。


その気持ちに嘘偽りはありません。


私は、出来ない(かも知れない)約束する事は誠実ではないと思うので、今確実に出来る約束をしたいと思うのです。


する気がないのとは違いますよ、大切であればあるほど、いい加減な事は言えないと思うんです。


仮に心の中で、『この人となら、ずっと一緒にいれるだろうな』と思っても。


言葉を約束を真実に変えていくのは行動です。


行動に表すことが出来るのは、過去も未来も、無理だから。


今現在だけだから。


と、言う意味なんです。







口で何を言われても、


行動に現れない人を信じる事が出来ますか?


付き合うだけなら、別れる事も選択できる。


でも、子供を授かる事を考えれば、別れるなんてそうそうできないし、別れると分かっている人と結婚なんてしないでしょう。


だからこそ、その思いの強さを目で確認したいと思う。



それが、高い指輪を買う事だって言いたいの?


と言う声が今にも聞こえてきそうですね(笑)。




でも、そうではないんです。





例えば、彼が何らかの理由で月々のお給料が10万円だったとします。


彼は私の為に、生活費を除いた、おこずかい2万円のうち、5,000を毎月貯金して婚約指輪を買ってくれたとします。


6万円で買える指輪です。


でも、きっととても嬉しいでしょうね。奇麗事でなく・・・・凄く大変中でやりくりしなければ買えないと思うからです。


まぁ、そんな給料自体が現実的に考えればやばいですが・・・(笑)。たとえ話ですから・・・。


逆に年収1000万の彼が10万の指輪を買ってくれたとしたら・・・・??


淋しいと言うか、悲しいと言うか複雑な気持ちになると思います。





どちらが愛されていると感じますか?






女は、精一杯の気持ちが欲しいんです。


金額ではなく、その人の精一杯の気持ち(愛情)を形に変えて受け取りたいのです。




だけど、愛情はお金で表されます。




愛はお金じゃ買えないと言いますよね。


そうだと思います。


買う事は出来ないと思います。


でも、愛情は、お金であらわす事は出来ます。というか、他に何で表せるか・・・探すのもおそらく結構大変だと思います。


お金をかけてくれるという事は、愛情を表してくれるという事です。


命を懸けて・・・なんてすごいですが、それで死なれては結婚も出来ません。


お金がなければ、生活は出来ません。


言ってみれば、お金は命です。


自らの身を削って働いた対価です。




考えてみて下さい。


好きな相手だからこそ、プレゼントをしたり、デートしたり、するんですよね。


好きじゃない女に、大切じゃない女に、お金をかけたりしますか?


よほどお金が余っていれば別です。


でも、普通の人は、どうでもいい女に自分の身を削って働いて得たお金を使う事は出来ません(したくないはずです)。


お金は痛みです。


痛みに耐えてでも、喜ばせてあげたい、その気持ちこそが愛だと思います。




5年前・・・・。2歳年下の妹の結婚式で、アレキサンドライトと言う宝石が入っているマリッジリングを贈りました。



本当に小さな石が入っているプラチナのリング、2本で40万円でした。


私にとっては大切な大切な妹。その妹の一生に1回の結婚式。


どうやって喜ばせてあげられるか、祝福してあげられるか・・・・


考えに考えて、決めた贈り物です。


私も、私の母も宝石を持っていますが、彼女は結婚前の仕事柄、中々そういうものを持つ機会に恵まれませんでした。


『いいなぁ、ねぇちゃん』


その言葉をよく聞いていました。


どうしても、新しい家族を持つ妹に、26年間過ごしてきた家族として、記念になる宝石を贈りたいと、心底思いました。


40万円は、大きなお金です。


当時の私にとっても正直、40万円は大金です。自分の欲しいものも、貯金も、40万自由に使えたら、さぞかし楽しい事でしょう。

でも、そのお金の痛みよりも、私にとっては彼女の方が大切でした。


単純に喜ぶ顔が見たかった。

そして、勿論喜んでくれました。


『おねぇちゃんの結婚式に、私こんなお返しなんて出来ないよ?』


当たり前です(笑)。


そんなことコレッぽっちも望んでなどいません。


仮に見返りが欲しくてする事なら、何とも確実性のない投資です。それなら、むしろあげなければいい事です。


自分で(現金を)使えば、持っていればいいことです。

誰に頼まれてやっている事ではないのですから。




今現在、私たちは結婚に向けて貯金をしていますが、彼は彼のご両親にお金を渡したり、奨励金を返したり、私たち用の貯金、そして、生活費を私に渡してくれます。


私に渡してくれるお金だけで、毎月10万円はゆうにこえます。


でも、2人のためだから、とおこずかいなんてほとんど貰わずに協力してくれます。


そんな中、ちょっと臨時収入が入ると、目黒の美味しいケーキ屋さんで私の為にケーキを買ってきてくれます。


自分の為に使えばいいのに。


『だって、好きでしょ?美味しそうに、嬉しそうに食べてくれれば嬉しいから。』


すごい切ない気持ちになります。


愛されてるんだなぁ・・・・・・・・って。


そしてそんな時、これからも、こんな優しい彼を大切にして行こう、と思います。


安っぽい指輪を貰ったら・・・・の質問を書いた30代の女性も、そういう事を言いたかったんだと思います。



「(りっぱな)婚約指輪を貰う事で、現在の幸せ度だけでなく、相手に対する感謝の気持ちや尊敬の念も増す」



というのも、言葉の選び方やあらわし方を間違えただけだと思います。



冬のボーナスを何に使うか、話していたときも、


『親に渡して、支払とかして・・・・てんの事縛れる指輪・・・買えないかな・・・(笑)』


って言いました。


私は・・・・・、、


『指輪なんてなくても、ずっと一緒にいるよ』


って言いたかったけど、言葉になりませんでした・・・・・。


彼の腕を掴んで、


『ありがと・・・』


って言うのがやっとでした。



彼が大好きです。


いま何十万の指輪を買ってくれなくても、きっといつか余裕が出来た時に言ってくれるでしょう。


『素敵なリングを買おう』


今現時点で、私はいくつかの宝石屋指輪を持っていますが、きっと一番大切な指輪になるんだろうな、って思います。


そう思える相手だと言うだけで一緒にいる、結婚する理由には十分です。



どんなに苦しい時も、辛い事があっても、彼と支えあって頑張ろうって思うことができます。








重きを置くのは・・・・指輪の価値ではなく、その指輪につまった気持ち・・・・。


女は、それを感じたいんです。








お読みいただき、有り難う御座います(・∀・)