薬を飲んだら熱も落ち着き、36℃台に。


『ご迷惑をおかけいたしました。明日は出勤します』


と電話しました。




翌朝、やっぱり本調子とは言えず、変な汗をかきながらも、終了。


汗だくで何度も着替えた洗濯物を、洗濯しなきゃ・・・・。


御飯も、作らなきゃ。


ああ・・・・でも、BESTな体調じゃないから、早めに寝よう。


その日は、京樽でチラシ寿司で済ませ・・・・



そしたら彼が・・・・・・・・


『むっ、熱がでる予感がする』


と言い出しました。


『えっ?』


そして早々に寝てしまったのです。




23時を過ぎた頃でしょうか・・・・


プルプルッ携帯





えっ!?





確かに聞こえたんです。メールの着信音のような・・・・・


ワンコのような、音が・・・・・・・・・。


でも、私の携帯も、彼の携帯も目のつくところにあり・・・・・


確認してもなんの情報もありません。




どうして、どうして?


なにの音?


誰の携帯?


この2つの携帯以外に、携帯があるの????




又、私のフラッシュバックが始まりました。


洗濯物の中、彼のかばんの中、クローゼット・・・・


あるのかないのかわからない携帯を探し、


見つからず・・・・。


どうしようもない気持ちで、彼を起こしました。


『携帯みたいな音が鳴ったの』


『・・・・・・・うん??』


『ねぇ・・・携帯もう一台持ってたりしないよね・・・?』


『ないよ(笑)、探してみたらいいじゃん。』


『もう探したの、でもないの。だって、さっき鳴ったんだもん・・・・。』


『・・・・・・・・・・・。』


大きなため息とともに、背中を向けてしまった彼。


無理やりこっちを向かせて、


『怒ってるの?』


『・・・・・・・・・。』


首を横に振る。


『じゃあ、何かあるの?隠してる事とかあるの?』


『・・・・・・・・・・。』


『ただ怒ってるだけなの?怒ってるんでしょ?』


『・・・・・・・・・・。』


『じゃ、やっぱりなんかあるの???』


返事がないので、諦めてPCに向かう。


ブログを・・・・書こう。


だって不安なんだもん。


『だって、この不安はあなたじゃなかったら、解消できないよ?』


心の中でつぶやいても、仕方ないんだけど。



おもむろに立ち上がって、台所に向かった彼を追いかける。


煙草をふかしている彼に後ろから抱きついて、もう一度いいてみる。


『怒ってるんでしょ、なにに怒ってるの?』


明らかに、本気で怒ってます。そりゃそうだ、あんなに献身的に看病してくれた次の日に、


がっつりむかっ


疑ってるんだから・・・・


『・・・・・・・・・・・・・・。俺が悪いんでしょ。仕方ないよ。』


『え?』


無言で煙草をふかす。


しょぼんと、トイレに行く・・・・。



でてきたら、洗濯物を干してくれている彼がいました。


『いいよ、体調悪いんでしょ?私やるし・・・寝て。』


『・・・・・・・・・・・。』


『やるってば、寝てもいいよ。しかも、怒ってるんでしょ?』


でも、もくもくと干してくれる。


『なんで怒ってるのに、そんなことする(してくれる)の?』


『・・・・・・・・だって・・・。』


『・・・なに?』


『なんでもない、・・・・・・・・・2人でしたほうが早いでしょ。』


素直に喜べない・・・・だって、なんか・・・・。




もくもくと、洗濯物を干し続ける中、いたたまれなくなった私は・・・


『怒ってもいいから、何に怒ってるのか教えてよ?』


じわってとしてしまう。


『だって、音が聞こえたんだもん、携帯の・・・』


『・・・・・・・・・・・・。』


『だって・・・浮気疑われるのはイヤじゃないって、愛されてるって実感するって、いったじゃん!!でも、携帯疑われるのは嫌なの?』


『・・・・・・・・・・・・・・。』


『そんなにうまく調節(ヤキモチを)なんてできないよ・・・うえーん。』


『・・・・・・・・・顔、ぐちゃぐちゃだよ。』


ふと、顔を上げると、


『ぷっ、ブサイク。』


『だって・・・・』


『お風呂入っておいで、干して置くから。』


頭を撫で撫で・・・・・・・・・・


(ノ_・。)  モウオコッテナイノ?






お風呂に入って戻ると、彼はベットに。


おいでおいでされて、腕枕で抱きしめてもらいます。


『あんなに一生懸命てんの看病してんのに、あんな事言われたら、ね?』


『うん・・・・。』



5個上だけど、彼の前でだけはかっこ悪くても、子供でもいいんです。


素直な自分でいたいんです。


『もうお前だけでしょ?・・・・・・・お前だけだよ。』


『うん、ごめん。』



一件落着。


久し振りの喧嘩でした。







しかし、その夜、不可解な出来事が。


お休みをしたあと、

彼はあっという間に熱にうなされ始めました。


時折目覚めては、


『水分頂戴・・・』


『汗かいた・・・』


『あついよ・・・』


その度に私はアイスノンを出したり、飲み物を飲ませたり、汗を拭いたり。


寝られません。


気付くと、5時を回っていました。


ああ、明日は私も仕事なのに・・。寝なくちゃ。





すると、寝言で


『さっきはゴメンね。もし俺がいなくなっても、他の人をすぐ探さないで』


『死人がやってくる、死人がやってくる・・・・・』


と意味不明なことを言っています。


彼は霊感があるので、すごく不安になりました。


(翌日、確認したところ全く覚えてないんですが汗←いつもの事です)


先日、そんな感じの出来事(亡くなった方)に絡んできたそうです。





凄く怖くなってしまった・・・・・・。





熱を測ったら、39℃。


呪いだったら・・・・・・・・アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ




翌朝、ほとんど寝てない私は彼の出勤に起きる事が出来ず、


『39℃も熱があるのに、休まないの???』


とだけ言って、寝てしまったようです。


そして、11時ギリギリに私は目覚めたのです。



やらなきゃいけない仕事があるんだ、そう言ってました。


えらいなぁ、私は流石に39℃越えたらきついなぁ・・・・。




その日、彼は16時過ぎに帰ってきました。



おかえり、よく頑張った・°・(ノД`)・°・







でも・・・・・・・・・


あの携帯の音は、なんだったんだろう。



これ、UPしてもいい?ッて彼に聞いたら、


『お好きに、いんじゃね?』


と。今日、寝ぼけていたので聞いてない彼とも、


『しかし、その電話の音はなんだったんだろうね』


『うん、怖いでしょ?』




!(´Д`;)ゾクッ







お読みいただき、有り難う御座います(・∀・)