映画「ディア・ファミリー」を家族3人で見てきました。

 

家族の愛とか、娘を助けたい一心の父親とか、

そういう感涙の実話のストーリーよりも、

その当時…1960年代の人工心臓開発の物語としての側面の方…

プロジェクトX的な側面の方に

私の関心は向かいました。

 

開発工程を丁寧に映像にしていると感じました。

エンドロールのクレジットに医療時代監修もいたし、

60年代後半から始まっていた人工心臓開発プロジェクトに参画した

医療機器メーカーも監修に加わっていました。

 

私の連れ合いはIABPバルーンカテーテルを使った治療を受けてはいません。

ですが、連れ合いの重篤期に読み漁ったVAD(補助人工心臓)を植え込んで

心臓移植待機している患者さんのブログの中の記述には

IABPバルーンカテーテル治療を受けたという記録がされていたので、

その医療的意義はうっすらとながらも想像できます。

 

それと、映画の場面の当時の時代の空気感というか、

撮影に写り込む小道具類が自分のノスタルジーを喚起する時代のものでした。

もしや娘さんは私と同世代位なのではないかと思って、

映画中で出てきたテロップから

娘さんがお亡くなりになったのが〇〇年らしいので

逆算すると生まれたのは△△年…ってことは

連れ合いとほぼ同年代じゃないか!

ということに気づきました。

 

 

 

願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成仏道