夏休み明けから、常駐先で事件連発。


チームリーダの私と担当者だけにコッソリと、現地担当のM君から、

客先担当者のBran●on氏からということで

あるフィーチャーの要求定義書のDRAFT版が送付されてきました。


9月末プログラムFIX予定の機種向けのフィーチャーなので、

8月も終わろうかという今になっての要求定義のDraft発行は、ありえないアクションです。

だって、実装と単体テスト完了したプログラムひっさげて、

29日のフライトでソフト担当者が現地結合テストに向かうっていうフェーズなんですよ?


しかもDraftらしく、中身はTBD(to be determined)だらけだし。

仕方なく、ヤバイところあぶりだしてフィードバックすることにはしたものの・・・。


キックオフ時に決定した日程に対しての仕様確定時期くらいは、

ほんとに、きちんと定めてもいいんじゃないかなぁ。

わたしはウォーターフォール派では決してありませんが、

あまりにも開発日程への影響が大きすぎるアクションが多すぎる。

事業者との契約内容にそういうことって盛り込まれないのかしら?

生産日程というものが超現実として存在する以上、

できることとできないことを確定させるマイルストーンは必要でしょう。

要求仕様がどうのこうの、アジャイル開発がどーした、

とかいうところをすでに超越して、

企業姿勢の問題であるような気がするこのごろです。


その上。。。


大変な仕様変更の依頼が舞い込んできました。


本当に対応するとなると、

客先の尻拭いのために常駐先が投入したリソースもすべてパー、

その上同じフィーチャーで違うシステムを2つ並行開発しなくてはならなくなるために、

リカバリ工数は見積もり不可能、工期は数ヶ月単位になるであろう、という内容です。

そんなこんなで、海の向こうとこっち側で、全社的に時差を問わない大変な騒ぎ。


この事業者製の全然動かないAPIのために現地で頑張っていたメンバーも、

日本で必死に調整をしていたメンバーも、

この話が展開されたとたん、ほぼ関係者全員で大ミーティング、

他の業務は完全ストップ。


さらにマヌケなのはその後。

事業者から、仕様変更依頼撤回・・・。たった、1日で。


まぁ、結果としては撤回されてよかったんだろうけども、

それならまず、依頼を受けた段階で営業担当が食い止める交渉をしないのでしょうね?

本年度の収支を大きく左右するはずのプロジェクトが崩壊寸前であることは明確で、

対応のための見積もりなど、もはや意味のない話なはずなのに。

現場で一番苦しんでいる担当メンバーが出口を探して奮闘している中、

すべての緊張の糸が解けてしまうような話を、どうして全社展開するのか。。。

#必要な情報はなかなか展開されなかったりするのにね。


今回も、方向性は(今のところは)定まったものの、ほっとしたのは上層部だけで、

シモジモのものどもの大多数は勤労意欲を失ってしまっています。

何よりも、このモチベーション急降下における損失ってほんとに甚大。


担当者では解決しようのないところで仕事がうまくいかなくなると、

手近なところに八つ当たりしたくなって、担当者同士での諍いが増えていきます。

諍いが起こると、調整する人が必要になったり、

担当者同士のコミュニケーションも不足気味になり、

無駄な工数が発生してますます生産性は落ちていきます。

こうなるともう悪循環で、

正常化には非常に大きなエネルギーと抜本的な改革を行う決断力が必要です。


解決にあたってはトップ判断が大きくモノをいうのですが、

こういう問題を抱える企業のトップほど、そこに気づかなかったりもしていて、

悪循環スパイラル?をさらにさらに加速させるような指示をしちゃったりも、するのよね。


弊社もいまはまだ、組織なんて言えるような状態でもなくて、

逆に私は、組織の中での冷静な対応を期待される立場でもありますが、

組織のあり方やトップとしてのあり方、企業の姿勢を問われることが

わたしにも、いつかやってくるでしょう。


・・・チカラのある経営者でありたい、と思います。