いまの常駐先では、海外向け携帯電話のシステム開発をやっています。
プランニングの部署に所属していて、
お預かりしているのは、JavaだったりBrowserだったり、通信系や音声認識などなど
新しい機能ばかりを担当するチームで、リーダをさせてもらっています。
メンバーはみんな優秀で、ほぼ1年が経過した今、ホントに楽にお仕事させて頂いています。
そんな折、実装部隊のほうで、現地試験の要員が足りないらしく、
わがチームからも数名協力して欲しい、とのお達しがありました。
現地というからには、もちろん海外です。
まぁやることといえば
ホテルのお部屋とかお客様である事業者のラボとかにおこもりして、
ひたすら携帯電話をにらみつつ、テストをしまくる・・・という超地味なものなのですが
そんなの、ウチのチームの優秀な皆さんを供出するのに
テスト”だけ”のために現地に飛ばすなんて、
そんなもったいないこと、お母さんは許しませんことよ。
現地はねぇ、お宝の山。
自分が担当している機能が、
他のキャリアの機種ではどんな仕様で実装されているのか調べたり、
現地の携帯ショップへ出向いて、どんな商品が売れているのか実際に見てみたり、
ヘッドホンとかカーアクセサリなどは、どの程度受け入れられているのか、
お客様以外のキャリアは、どんなサービスを展開しているのか、
ユーザーの年齢層から、これから展開されるべきフィーチャーを予想してみたり、
とにかく、自分が作っているものを肌で感じる大きなチャンスなんです。
だって。
国内だと海外向け携帯は当然圏外なので、仕様確認できるところも限られるし、
ヨドバシカメラとかソフマップとかに行っても、どこにも並んでないから
売れてるのか売れてないのかすら見えないし、お客さんの顔も見えないし。
そういう、よくわかんないものを作ってるんじゃなくって、
夜中の電話、メールの仲直り、間一髪の電話連絡、思い出の着メロ、待ち受け画像の写真。。。
出会いや別れや、思いやりや愛情やビジネスや、
いろんな人の、いろんな人生のドラマのお手伝いをしてるっていうことを、
世界有数の大きな市場で、商品として動いているものを世の中に送り出してるんだってことを、
もっともっと、自分がやっていることを誇りをもって感じてきて欲しい。
やらされている仕事から、やりたい仕事へ、目的をもって帰ってきてくれるはず・・・・
と、
15年前、ものをつくる仕事がしたくて システムの仕事を始めた私なぞは思うわけです。
まぁそんなわけで、
比較的、工数に余裕があることもあって、
ウチのチーム全員で行ってもらおうかと真剣に考えたくらい、
この話に激しく前のめりだった私。
今朝上司からお話を頂いて、早速張り切ってチーム全員を集めてプチミーティングをし、
事情を話して希望者を募りました。
そしたらね。
希望しなかった人が、2名。
ふたりとも、超受身系。
そもそも、ウチのチームのミッションは、
新しくて世の中でまだ存在しないものをサービスとしてどう提供しようか、を考えることです。
「こんなこといいな、できたらいいな」を、
システマチックで、ロジカルなものに仕上げていくように、
開発者とお客さんの間の溝を詰めていかないといけない。
実装部隊の工数や、大量の仕様変更や、よほどのことがないと動かない納期や、
もろもろの条件も鑑みつつ、技術的にも政治的にも◎な落としどころを探っていく・・・。
元気なときは、こんな面白い仕事ないんだけど、へバっちゃうこともあるしね。
だから、モチベーションや、アグレッシブさや、イキオイがなくなったらアウチ、なんです。
受身じゃだめだってことですね。
本人も、自分たちが持ってる問題は周りから指摘されまくってて、すでにわかっているはず。
それなのに、こんなにモチベーションアップできる最高の機会を、自ら失うってどういうことだろう。
実はこのふたり、年齢的条件や、バックグラウンドの技術的条件は違うけど、
内面的要素は恐ろしいほど似ているのです。
それは、普段の仕事ぶりにも顕著に出ています。
あぁやっぱり、この二人は行きたがらないか。。。。
正直、がっかりでした。
彼らと今後、どんな風にお付き合いしていくか・・・。
ポジティブ・シンキングが得意な私も、実は本当にアタマが痛い問題です。
ま、いっか、どうにかなるなる。どうにかする、っつーの。
・・・と、友人に愚痴りつつゴハン食べてたら、
オマエのはポジティブなんちゃらなんじゃなくて、脳天気いうんちゃうんかい!
と、突っ込まれてしまいました。
・・・言葉って難しいです、ホントにね。