旦那が亡くなってから

ほぼお会いした事のない

または全く面識のない旦那の友人が

連絡をくれる事が何度もあった


何人かで集まって

ご飯を食べに行く事もある


コミュニケーション能力が低く

友人も少ない私の事を旦那は心配してか


「俺がいなくなった後は嫁をヨロシク

 案外いいヤツなんで仲良くしてやって」


などと周りに言っていたらしい




しかし私は

既に出来上がっているコミュニティに

後から入っていくのが苦手だ


旦那の思い出話に花が咲いている間は

私もとても楽しく話に入っていくのだが

個々のプライベートな話が始まると

どこまで踏み込んで聞いて良いのか

悩みに悩んで結局黙って話を聞く事になる


相手の情報は

旦那との関係性を聞いているだけなので

突然個人名が出てくると「誰?」ってなる


お相手同士で話してる内容を聞いて

「お子さんの名前か!」って理解して

話が途切れないように話を合わせてたのに

話が進むと「え?孫の話!?」ってなって


同年代っぽいのにもうお孫ちゃんいるのか!

え?そんなに小さいお子さんがいるの!?

そんなに年下だったのか!

こちらの方は年上なの!!!




もうそこからは頭の情報整理できなくなって

突然出てくる名前も覚えられないし

家族構成も訳わかんなくなるし


次に同じメンバーで会った時には

どの人がどの家族構成だったか記憶が曖昧で

今更聞き直せないし

聞いたとて覚えられる自信ないし

その場でメモ取りたい衝動を抑えて

分かったフリして会話に参加している




その点

一対一で連絡をくださる方は

とても話しやすい


「これは聞いて良い事なのか?」なんて

勘繰って気を遣いすぎる必要もないので

こちらもストレスなく会話ができる


私のリラックスした感じが伝わるのか

相手も私に対して余計な気を遣わず

友人と呼べる存在になった人もいる




今の私の生活を

旦那はどう思うだろうか?


基本は1人が好きなので

フラッと出かけて知らない街を歩いたり

家で趣味に没頭したりの時間が多いけど


生前の旦那の気遣いを周囲から聞いて

引き篭っちゃダメだと

自分を奮い立たせている部分もある


祖母や父の介護の問題は

1人で抱え込んでる感じになってるけど
事前準備さえキチンとしていれば
泊まりで遊びに行くことも出来ている

旦那が心配していたほど

孤独で辛い生活は送っていないはずだけど

これからも見守っていて欲しい