正月の正の字の意味(人の心に灯りを灯すのメルマガから) | 太陽と月のしずく

太陽と月のしずく

体と心の健康を、ケア・サポートする
あまやどりの店主 アリアこと 阿部直海のつぶやきブログです。



  こんばんは
体と心のコーチング アリアです♪


【正月の正の字の意味】2682


相田みつを氏の心に響く言葉より…


正月の《正》という字ね、字引で引くとすると「何ヘン」で引くと思いますか?

やさしい字だから改まって引いたことがないかな?

昔の漢和辞典ではね、「止」というヘンで引くんですよ。


《正》というのはね、「一に止まる」ということです。

「一を守る」それが正。


それでは一とは何でしょう?

一とは原点、一とは自分、一とはこのわたしです。


自分が人間としての原点に止まる、それが正。

自分が人間としての原点を守る、それが正。

自分が自分の原点に立ち帰る、それが正です。


そして、自分が自分の原点に立ち帰る月、それが正月です。

つまり、自分が自分になる月、それが正月。

自分が自分になるということは、人間としての、本来の自分になること。


それでは本来の自分とは何か?

「そんとく」「勝ち負け」お金の「有る無し」等と比べることをやめた自分、それが
本来の自分です。


子供のことで言うならば柿の落ち葉をみて「わァ、キレイ!」と感動し、その落葉を
大事に拾ってきた子供の心、それが子供本来の心です。

感動することにお金は一銭もかかりません。

感動にそんとくはありません。

そんとくを離れた人間本来の自分に立ち帰る月、それが正月です。

ふだんの私達の現実生活は、いつも「そんとく」「勝ち負け」という「比べっこ」に
ふり廻されているから、一年に一ぺん、そういう世間的な「比べっこ」をやめて本来
の自分に帰ろうというのが正月です。


正月になると、寺によっては、「修正会(しゅしょうえ)という行事をします。

「修正する会」と書きます。

何を修正するのでしょう?


昨年やってきたことのあやまち、失敗を反省し、同じことをくり返さないように、自
分の原点に立ち帰って、自分の生き方の軌道修正をするんですね。

そして、自分のことばかりではなくて、世の中の平安や世界の人々の幸せを祈願する
わけです。

つまり、正月とは、「そんとく」で歪められた自分の軌道修正をする月ともいえます



『一生感動 一生青春』文化出版局





神社において、「大祓式(おおはらえしき)」という行事が年に二回ある。

ひとつは六月三十日に行われる「夏越(なごし)の大祓」、もうひとつが十二月三十
一日に行われる「師走(しわす)の大祓」だ。

十二月の大祓式は、新たな年を迎えるために、心身を清める祓。

この一年の間に身についた罪や穢(けが)れ、災厄を祓い、自らを振り返り、省(か
えり)みる行事。


祓うというと、その罪がどこかへ吹き飛ばすかのように思ってしまうが、そうではな
い。

吹き飛ばすなら、神社周辺は人々の罪や穢れでいっぱいになってしまうからだ。

そうではなくて、本当の意味は、神さまの力が一人一人の人間の内に入り、マイナス
をプラスに変えてくれる働きのことをいうそうだ。

いわば、免疫力を高めるということ。


大晦日(おおみそか)、罪穢れを祓い、そして新たな年を迎えたい。








■新メルマガの登録と解除はこちらから
http://hitonokokoro.com/



今年を振り返って
色々と綴りたいことが沢山あったのですが
そんな時間も無くなってしまいました

今年のお礼の言葉で
今年を閉めたいと思います。

皆様
2016年も ありがとうございました
2017年も、どおぞ よろしくお願いいたします

愛と感謝をこめて   アリア