こころのやけど | 太陽と月のしずく

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体と心の健康を、ケア・サポートする
あまやどりの店主 アリアこと 阿部直海のつぶやきブログです。

時々こんな声を聞きます。
「うつ病が酷く寝たきり状態で、リストカットも。。。
どうにか助けてやりたいのですが、どおしてやれば良いのかわかりません。 話を聞いてやってもらえませんか?」と、言う声
を聞きます。
そんな時
人と会うのはなかなか難しく
実際お会いできた方は、一人しかいません。。。
なかなかお会いして話を聞けるところまでできないのが現状です。。。

声をかけたい思いがあるのですが、なかなかうまく言葉にできなくて
その私が思っていた声を、西嶋優由珠さんが「こころのやけど」と表現されていて、その
私が伝えたい言葉がまとめられていた記事と出会えましたので紹介します。

こころがやけどをしているとき…
息をするのも
顔を上げるのも
お水を飲むのも
辛いんです。

目を開けるのも
なにか聞こえるのも
なにかにさわるのも
辛いんです…。

そんな方がセッションに
きてくださるときがあります。

そんなに辛いなかを
体を起こして、服を着替えて、
電車に乗ってきてくださったのかと思うと
胸が熱くなります。

理由はたくさんあるのですが、
そんなお話しを伺ったときは
こころのやけどのお話をします。

このブログを読んでくださっている方の中で、
もしかしたら
そんな動けないほどに
辛いかたもおられるかもしれないので、
こころのやけどのお話しを書いてみますね。
こころのやけど…

だれかの言葉に、
なにかの出来事に、
こころの葛藤に、
やわらかいこころが、
こすれて 摩擦して
やけどをしてしまっているときは、

起きるのも、
目を開けるのも、
なにかを聴くのも、
話すのも辛くなります。

あたらしく何かを考えたり、
なにかとなにかをまとめたり、
お手洗いにいったり、
食事をしたり…おふろに入ったり…
そんなことも、とっても難しくなります。
体の火傷と同じです。
こころにやけどをおったときは
体のやけどと同じように
こころをそっと休めましょう。
休める方法はたくさんあります。

考えるのが大変なときは
休める方法をいくつかあげておきますので、
もしピンときたらなにも考えずにやってみるのもひとつです。
そっと風にあたったり…
静かな月夜を眺たり…
冷たいお水をいただいたり…
静かな音楽をきいたり…
ぬるいお風呂に入ったり…
あたたかいお部屋で毛布にくるまる…
部屋をすこし暗くてみる…
溢れてくる涙も声も音も 自然のままに出してみる…
ゆっくり部屋を歩いてみる…
足だけお風呂に入れてみる…
ひとつの言葉をゆっくりいってみる…
ゆっくり息をしてみる…
どんどんゆっくりの息をしてみる…
目をつむってなにかに触れてみる…
なにかの温度を感じてみる…
安心できるところで 泥のように眠る…

そんなふうにすると、人によって程度は違いますが
こころが休まるみたいです。
いつもの言葉に傷ついたり
だれかの目線が痛かったり
なにかの音が辛かったり…
きつい話題が出てきたり…
やけどをしているときは、そんなことも多いです。

そんなとき、なぜか自分を責めてしまわれる方も多いのですが、
やけどの部分って、敏感になりませんか?

どこかに火傷をしたことがある方なら
覚えがあるかもしれません。
やけどの場所は
他の場所より風を感じたり
温度を感じたり…とっても敏感で繊細になります。
こころのやけども同じです。

どうか責めずにいたわってあげてください。
からだの火傷のときに責めたりしないのと同じなのです。
もしこれを読んでくださったいる方のなかで
ご家族の方のなかに、こころのやけどの方がおられたら
熱い言葉はいりません。
頑張れ、負けるな、やる気だ、気合いだ…は
もっともっと後の段階の応援です。

こころのやけどに必要なのは
十分な休息と安心できる場所…ゆっくり流れる時間です。

十分な休息と
安心できる場所…
ゆっくり流れる時間が保たれたら
やがて
やけどがかさぶたになって、
ぺろりとそれがはがれます。

そうしたら…♪お楽しみの時間の始まりです。

だからそれまで
ゆっくりと
充分にお休みできますように…
2011年05月19日(木)14時14分

奏咲詩画家 西島優由珠 hanahiraku.com [こころ 花ひらく ブログ] http://www.han
ahiraku.com/blog/diary.cgi?no=187

この話が、今現在
こころのやけどをされている方やそのご家族に伝わることを 祈りますクローバー