さて問題です。
ニワトコの杖、蘇りの石、透明マントといえば何でしょう
答え. 死の秘宝 ハリーポッター
Oさんとのお見合いで利用したラウンジには、ニワトコの実とローズヒップの紅茶がありました。
ニワトコの実‼️
ニワトコって現実のものだったの⁉️
ハリーポッターのまぁまぁファンだった私は、そのメニューを読んでびっくりしてしまい、Oさんに
「ニワトコって実在するんですね!ニワトコの杖はダンブルドア先生の持っていた杖で、作中最強の杖で死の秘宝なんですよ‼️スゴイ‼️私、この紅茶にします!」
などと、戯けたことをぬかしてしまいました。
33歳にもなって何を言ってんだお前は。
恥を知れとOさんはきっと思ったことでしょう。
というか、そもそもOさんはハリポタよく知らないらしいんですよ。
ハリポタ知らないOさんに死の秘宝の詳細を語るオタク。
ああ、恥ずかしい
しかも、Oさんは気難しい人で唯一私が盛り上がったのはそのハリポタネタのみでした。
なんか、最初から外してしまったせいで、
ずっと審査されているような妙な緊張感に包まれていました。
お相手がどの話をしたがっているのか、どの話なら盛り上がるのかも掴めないまま時間だけが経ち、気まずいままお見合いを終了させました。
たぶんハリポタネタを話した時点で彼からはナシ判定を喰らっていたと思うんですが、
お相手が全く笑顔がないとなんか焦ってしまい、余計ネタが出てこないという…
そう。
そうなのです。
だから、自分の話を笑顔で聞いてくれる人に好印象を持つのは、誰だって同じことなんです。
オンラインお見合いやLINEビデオ通話って自分の顔が画面に出てくるから、普段自分がどんな顔して話してるかわかるし、見えるからこそ笑顔を意識するようになる。
ハリポタでは死の秘宝があればほぼ死ぬことはない最強アイテムでした。
お見合いの秘宝は笑顔です。
笑顔さえあれば、
間が持ちます!
新しいネタを考え披露する
勇気が湧いてくる!!
相手の顔が無表情だったりすると心が折れる!
笑顔はお互いが持ち寄るのが大事だと思いました。
ちなみにOさんにはお断りを喰らいました。
ハリポタネタは封印することにしましたが、
お見合い開始後から沈黙しないためにメニューいじりは間を持たせるのにある程度の効果はあるもんだと思ってたんですけど……
ダメな時はダメだ。